視力測定に関する僕の見解をまとめた動画を作りました
2021/05/13
本日のblogの難易度【★★★】
今朝の体重は75.7キロ。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は574人。
最近夜間のウオーキングを初めて、今日は四日目。
さて習慣化するかどうか、体重に利くのか利かないのか?
さて、習慣化と言えば、遠近両用レンズは
便利なレンズですが、慣れる為には慣れ戻しの期間を経て、
習慣化する必要があります。
今日いらした方は47歳、普段は裸眼で過ごせるくらいの
裸眼視力は0.20、見させて頂くと立派な乱視と近視がありました。
ご本人は映画を見る時など遠く用の眼鏡があるので、
それを望遠鏡の様につかっているそうです。
ただし、以前に乱視と近視をしっかり入れて作った眼鏡が
辛く感じて掛けられなくて弱めの眼鏡を掛けていたそうです。
では早速レフケラの数値から見てみましょう。
屈折 | SPH | CYL | AX | ADD | PD | 片眼視力 | 両眼視力 | |
他覚 | R | -2.00 | -1.25 | 100 | 30.00 | 0.15 | 0.20 | |
L | -1.50 | -1.75 | 59 | 30.00 | 0.10 | |||
角膜乱視 | R | -0.75 | 119 | 色覚特性 | 8 9 | |||
L | -1.50 | 40 | 5 2 | |||||
旧度 | R | -1.18 | -0.51 | 97 | 29.50 | 0.80 | 0.80 | |
L | -0.98 | -1.25 | 55 | 29.50 | 0.80 |
これを見ると近視も乱視も弱めでした。
遠くを見たいというご要望の眼鏡にしては
矯正視力0.8とはなんとも心許ない。
では僕が作った眼鏡と完全矯正値も一応だしておきましょう。
両眼解放 | R | -1.50 | -1.00 | 100 | 60.0 | 1.5 | ||
L | -1.25 | -1.75 | 60 | |||||
暫定度数 | R | -1.00 | -1.00 | 100 | 1.00 | 1.2 | ||
L | -0.75 | -1.75 | 60 | 1.00 |
この様に遠くは二段階弱めに矯正して、先ずは強いメガネが怖いという恐怖心を
外してあげたいと思いました。それでも、乱視は極力ジャストに入れたいと思ったので、
しっかり矯正しました。
更にここからが今日の本編ですが、
僕は
もっと弱いメガネで老眼対策と遠くの視界の確保という
相反する条件の中で中間に合わせた単焦点レンズというA案と
遠くもある程度見せてあげて、しかも近くも快適な遠近両用レンズでのB案。
この二つで悩んでいました。そして、そのどちらで提案したら良いか
迷っている事をお伝えすると、お客様は自身のお母さまが、
早めに遠近両用レンズ作っておいて良かったわよ~。
っと言われていたので、私もそうしたい。
つまりB案にしたいと仰って頂けたのです。
お店を開いて、16年以上も経っていますが、
身内の方から「遠近は怖いから止めなさい。」
っていう風評被害の様な悪評は何度もありますが、
今回の様に身内の方に背中を押される事例なんて
殆ど無かったのです。これも時代が変わったのだな~っと
感慨深く思いました。レンズの進化、更に仕立てる眼鏡士の
ノウハウの習得、若しくはマニュアルの整備で、
少しでも満足して頂ける遠近両用レンズを提供出来るように
業界が努力してきた立派な成果だと僕は感じました。
皆様も、
周りで、
遠近両用レンズは怖いから止めなさい。
というご意見と、
遠近両用レンズは早くから使っておくと後が楽よ。
この二つの意見を耳にした時、少なくとも僕は後者の
背中を押す意見を推奨します。
遠近両用レンズは遠くも近くも両目をバランス良く使う為には
必要だと僕は思っています。特に今回のケースは強い乱視で
いらっしゃいましたから、これを普段から矯正する効果は大きいでしょう。
さて、そんな貴重な出会いを頂いた僕ですが、
先日
視力測定はどこで受ける?
なんて動画をアップしました。
ご興味ある方はどうぞご覧くださいね。