本当は怖い遠視の話
2021/11/29
本日のblogの難易度【★★★】
今朝の体重は77.1キロ。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は819人。
さて今朝ご予約でいらした方は再検査のご予約、
先週お渡ししたばかりなのに、どうしてかしら?
と思っていたら、こんなご相談でした。
①遠くが良く見えない。
②右目だけ良く見えない。
ご本人の感覚としては、右目に遠視を入れているのが
不要なのではないか?というご意見でした。
実は本blogの読者様なら耳タコ話だと思うのですが、
ここで何度でも、皆様の常識になる日まで、
ご案内いたしますね。
遠視と近視の眼鏡で度を強めた時の
ファーストインプレッションの差異です。
近視の眼鏡で度数を強めた時:比較的さっと掛けた瞬間に狙った視力を実感する。
遠視の眼鏡で度数を強めた時:掛けた瞬間は遠くが見えずに、近くは見えるので、
度が合っていないと感じる方が多数、使っているとじんわりと遠くが見えてくる。
つまり遠視を強めた時には①や②を感じますが、
①は目に力を入れてみる癖によりますし、
②は利き目の方が力を入れる癖が強く残るので、戻りが悪いと理解してください。
この様に即時性に欠けて、なかなか皆様の常識と
一致しないのが遠視矯正における度数特性だと言えます。
これを嫌がり、遠視の弱矯正をする場合もレアケースではありますが、
僕は少なくともオススメはしません。
それは、遠視の度数を弱めに入れて、目の緊張を残す事は、
目に必要以上に力を使わせる為に、疲れやすく、集中力も維持しにくく、
年齢によって(お若い方は視力に影響を与えないケースが多数)は
手元も見え難くなります。時に遠視の弱矯正が頭痛を起こすこともあります。
つまり、遠視の未矯正が慢性的な頭痛の根本原因である可能性すら
僕は指摘しています。
意外と怖いのが遠視、
そして自分が目が良いと
謙遜交じりに話す方の数割が遠視であり、
その目が良いと思っている方々は、目が良いのですから、
眼科や眼鏡店は縁遠いと思っています。
つまり、遠視矯正のケアを受けずに、
不定愁訴が惹き起こされているケースがあるとご理解ください。
近視大国のこの日本では遠視は縁遠いのですが、
でも少数派とはいえ、遠視は確実に存在します。
目が良いと言っている方が皆様の周りにはいませんか?
もしもいらしたら、目が疲れていないか?肩こりで悩まされていないか?
そして頭痛に悩まされていないか?と聞いてみてください。
若しもそれらでお悩みであれば
一度は眼科や眼鏡店に相談に行ってみてはいかがでしょうか?
本当は怖い遠視の話でした。
それではまたこのblogでお会いしましょう。