遠近にしたら運転に辛い
2022/05/14
本日のblogの難易度【★★★★★】
今朝の体重は79.4キロ。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は1036人。
チャンネル登録者数は本当にじわじわと
鳴かず飛ばずを地で行く感じ(汗)
それでもこの間も僕のチャンネルの視聴者様から
いつも観ていますと応援のコメントも頂きました。
マイクロメディアとしても嬉しい限りです。
今日はそんな視聴者様ではなく、
常連さんのご来店、何でも以前の遠くが見える遠近両用レンズは
周辺に目線を振ると歪んでサイドミラーが見えない。
それが嫌だから何とかならないか?っというお困り事でした。
実際に視界の真ん中で視力を取ってみると1.2の視力が出ていました。
これなら問題ない筈です。ところが斜めに振った時点で視力を測定すると
ぐんと視力が下がります。これはある意味当たり前で
遠近両用レンズの限界だとも言えます。
では、これは改善出来ないのでしょうか?
いえ、改善可能なのです。
どうやるのでしょうか?
対策は大きく分ければ二つあります。
①遠近両用レンズの設計を変えてハイグレードにする。
二つ目は、
②遠用の度数と近用の度数の差を縮める。
この二つの対策があります。
費用には限界がありますから、
ご予約の範囲で良いレンズを選べば
それはサイドミラーの見え心地も
だした金額に応じて改善します。
でも湯水の様にお金を使える人ばかりでは決してありませんね。
そんな人には②の対策を推奨するのです。
具体的には、運転用の遠近両用レンズの加入度をミニマムにするという事です。
そもそも運転時に何故遠近両用レンズが必要か?
それも簡易に解説しますが、
運転時に近方視をする必要性には三つ視認する必要性があります。
それは
1)メーター
2)ナビゲーションの画面
3)ハンドルの物理スイッチ
特に以前はハンドルについているボタンはホーンボタンだけだったものが、
近年、ハンドルに操作系の物理スイッチを数多く設置するようになりました。
ホーンだけなら目線を遠方に固定してもボタンは押せますが、
それ以外の操作は一瞬でもハンドルに目を振る必要があり、
これが更に老眼世代を苦しめています。
また余談ですが、操作系をシンプルに、とタッチパネルも普及していますが、
このタッチパネルはブラインドタッチを不可能にしています。
必ず、停車して目線をそちらに向ける必要があり、
僕に言わせれば不便極まりない操作スタイルです。
そして自動車メーカーもそれは承知の上で
音声による操作を拡充していますが、
現状は残念ながら音声を識別する精度が低く、
利便性は低いと言えます。
何しろ、三つの視物を運転時には確認しているのです。
ここまではご理解いただけましたか?
これらが実は老眼世代になると見えなくなってしまうのです。
その度に老眼鏡に付け替えるなんて運転時には危なくてできません。
従って遠近両用レンズの出番があるのです。
そして運転用の遠近両用レンズに求められる性能は
遠方視界の広さと、最低限の老眼対策です。
最低限とは?つまりその眼鏡で辞書を読むなんて
想定しなくても良いという事です。
また、辞書を読める度数に設定する=サイドミラーが見え難くなる
ことを意味しています。ですから僕は
遠近両用レンズとは言わずに、遠中両用レンズで運転してください。
っとうちのお客様にお伝えしています。
つまり近業作業は取っ払って、最大限の視野角を維持する眼鏡で
運転をすれば快適ですよとご案内しているのです。
では室内では手元が見えないではないか、どうすればいいのか?
っとお𠮟りを頂戴することもままあります。
そんな場合には室内用でケアをすればよく、
度数調整はケースバイケースですが、
少なくとも室内では1.2の視力は必要なく、
パソコンやスマホ、読書や針仕事が一本で
こなせる眼鏡というニーズが生まれるのです。
つまり老眼が一定程度進んだ世代の方は、
遠中両用レンズ
と
中近両用レンズ
の
二本使いで快適ですよとご案内したかったというお話です。
皆さんは一本で何とか済ませたいですよね?
それが消費者心理であることは重々承知の上で、
それでも現状はそうやって使い分けをした方が
快適ですよと言わざるを得ないのが現実です。
どうか皆さんも快適な眼鏡ライフを送って頂きたいと
切に願います。冒頭のお客様も一本で全てを賄おうと
して結果的に全てに中途半端で、ご満足頂けなかったようです。
それではまたこのブログでお会いしましょう。