会社の指示、生き残る為だから

query_builder 2024/10/11

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【眼積祝応の今朝のtweet Vol-81】
数日前のポストです。
会社の指示、生き残る為だから:僕が眼鏡業界に入ったきっかけをくれた恩師がいる。
その方は一からプライスショップを作ろうと懸命に社長業をしていらした。


僕は松屋っていう牛めしのチェーン店で店長をしていたが、
格好よく言えばヘッドハンティング、恰好悪く言えば、
松屋から逃げ出したとも言えるような転職劇だった。


その会社は結局、廃業の憂き目を見る。


最後は、売上アップを目的とした販促案として、
薄型レンズを誰にでも売ろうと販促計画を立てた。
度を入れても入れなくても1.67ASが「良いレンズ」ですよ。
ってお客様に販売した。


僕はこのXで「薄型レンズの罠」というタイトルで薄型レンズが、
場合によっては良いレンズではなく、むしろ非機能的になってしまう場合もあるから、
度の弱い方は薄型レンズ何て使うもんじゃないって言いきっているのは、
最初にメガネ業界に入った時に感じた、この違和感と強烈な贖罪の念が発露したのであり、


当時は視力に関わらず5.000円アップで単価アップをしていた僕の、
顧客の被害者に対するお詫びする思いが具現化した訳でもある。


当時から僕はそれが嫌だった。でも、考えて欲しい。会社の経営が思わしくなく、
それでも僕はその社長から給料を頂いている。ちゃんとお休みもくれていた。


それなのに僕は会社の方針に逆らって「そんな単価アップは不要です。
僕は単価アップなんて必要だと思う時以外はしません。」と言い切れなかった。


だから僕は今、懸命に顧客の単価ダウンが出来る要素が無いかどうかチェックし、
若しも不要な単価アップをしている方がいらしたら、
堂々と、「そんな高いレンズは不要です。」って単価ダウンを提案している。


では僕の会社は、単価ダウンをしているのだから、
売り上げもダウンしているのだろうか?


勿論そんな事はなく、単価が下がったとしても、満足度は上がり、
リピート率が改善し、更に紹介率も向上する。


売上の構成要素は
購入本数×単価


僕は、意図的に単価アップを極力排除しようと経営戦略として創業以来貫いてきた。
勿論、少しでも薄く、少しでも見え心地を良くしたい。
と金に糸目を付けぬお客様には、グレードアップすれば
こんなプラスの効果もあるので検討してみては?


と提案する事だってある。


要は不要な単価アップはしないと心に決めているだけなのだ。


さてここで、僕はそうだけど、眼鏡業界全体ではどうなの?って問いたい。
そもそもプライスショップが生まれた経緯って、
そんな僕らの不要な単価アップ政策が生み出した被害者救済したいという
思いから生まれたんだって今でも思ってる。


プライスショップは過去の僕らに対する
カウンターカルチャーだって言っているのだ。


僕らが不要な単価アップをしていなければ、顧客満足度だってそれ程低くなく、
中小零細眼鏡店は今の様に雪崩を打ったように総崩れにはなっていない筈。


だから僕らはその反省を踏まえて、顧客に寄り添い、
ある意味顧客満足度至上主義で会社経営をするべきだと僕は言っている。


若しかしたら大手の経営者だって、それは分かっているかもしれない。
でもつい、単価アップが上手で売り上げを作れる店員の評価を上げていませんか?
そして単価ダウンをしているけど、顧客に支持されている店員を
窓際に追いやってはいませんか?って問いたいのだ。


会社の指示だから、会社は指示していなくとも今日の売り上げ予算に届いていないから、
自分の昇進が掛かっているから。言い訳はいくらでも作れる。


でもプライスショップが全盛の今だからこそ、真摯に顧客に情報提供をして、
お得な買い物をして頂く事に全力を尽くすべきだと思うのだ。(以上Xより転載終わり)


世の中、流行った物は廃るのが常、僕は時代の大きなうねりの中で、
時代の寵児とも思われたプライスショップが、
このままでは成長軌道を描けずに、
初期の思いからぶれてくると予想している。


また、日本単独では成長出来ないとジャッジして、東アジア、東南アジアに、
日本の悪しき文化であるプライスショップを輸出する事業展開が始まっている。


僕はプライスショップが主流のマーケットでは国力が衰退すると言い続けてきた。
逆を言えば、眼鏡が医療器具として、まともになれば日本は生まれ変われると思ってもいる。


ユ〇クロ栄えて国滅ぶ。


これを日本の眼鏡業界も、ファストファッションの業態に右へ倣えで、眼鏡も雑貨化した。


別にお手頃な服を買ったって健康被害なんて無いけれど、
僕にいわせれば、お手頃な雑貨化した眼鏡を使えば、


①QOLの低下
②労働生産性の低下


が見込まれると言い続けてきた。


そもそもが、新自由主義だか、なんだか知らないが、
自由競争すれば、良い物が生まれるという考えが少なくとも眼鏡には当てはまらない。
少なくとも上下に二極化すらせず、大手の雑貨化した眼鏡ばかりのマーケットになってしまった。


富裕層も、自分の眼鏡にお金を掛けなくなった。どこで買ったら良いかも情報も無い。
その結果、数十万円のコートを着込んだ会社経営者が、
数千円の眼鏡を使っている珍妙な事態を招き、


政府の言う、自由な競争に任せて、結局弱肉強食の広報上手な
会社ばかりにお客様が向かう事態を招いた。


会社の規模が無ければ、存在意義が無いかの様に、大手優遇の政策が進められる。
僕は中小零細企業にも、存在意義だってあるぜ!って声を大にして言いたいのだ。


その中小零細眼鏡店が生き残る為に、僕は意図的に頑なに、
顧客満足至上主義を貫いた。それが単価ダウンの政策なのだ。


別に値引きをしろって言っているのではなく、無駄を省く。
それが顧客のとのパイプを太くし、信用に繋がると言っているのだ。
何だかんだでのドタバタ珍道中が、来年二月で創業二十周年を迎える。


本当に嬉しく思う。


それではまたこちらでお会いしましょう。

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