一山メガネは、ノーズパッドのないクラシカルなデザインが特徴で、顔の印象をぐっと引き締めたり、柔らかく見せたりする効果があります。しかし、すべての顔型に同じモデルが似合うわけではありません。顔型ごとにフィットするフレーム形状やカラー選びのコツを押さえることで、見た目のバランスだけでなく装着感も大きく変わります。
まず、代表的な顔型は以下の3タイプに分けられます。
- 丸顔タイプ
- 面長タイプ
- 小顔・卵型タイプ
それぞれの特徴と、それに合わせた一山メガネのおすすめフレーム選びを解説していきます。
顔型別の特徴と選び方
顔型
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特徴
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おすすめフレームタイプ
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推奨カラー
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丸顔
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顔全体が丸く、頬がふっくらしている
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スクエア型や天地幅が狭めの丸メガネ
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ダークブラウン、ネイビーなどで引き締め感
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面長
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額から顎までが長く、頬が細め
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ボストン型、ラウンド型(大きめ)
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ゴールド、ベージュなど柔らかい印象
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小顔・卵型
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バランスの良い輪郭、顎がシャープ
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小ぶりなラウンド、一山クラシコ
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レッド系、クリア系などアクセントカラー
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丸顔タイプには、顔の丸みに対して直線を感じさせる細めのフレームが似合います。一山構造の中でも「クラシックボストン」や「スクエア風ラウンド」など、上下に幅のないすっきりしたデザインを選ぶと、顔全体を引き締める効果が得られます。また、フレームカラーに濃色を選ぶことで、より精悍な印象に仕上がります。
面長タイプは、顔の縦ラインを緩和するフレーム選びがポイントです。天地幅が広めの丸型や、柔らかな印象のフルリムフレームが顔の余白をうまく埋め、バランスの良い表情を作り出します。ゴールドやベージュなどの明るめカラーを選ぶことで、全体の印象が優しくなります。
小顔や卵型タイプの人は、多くの形に対応できる理想的なバランスを持っています。特に、小ぶりなラウンド型の一山メガネは顔の中心に視線を集め、目元を際立たせる効果があります。あえて赤やブルーグレーといったアクセントカラーを取り入れることで、個性的でおしゃれな印象を演出できます。
さらに重要なのがサイズです。一山メガネはノーズパッドがないため、ブリッジ幅やフレーム奥行きの調整が難しい構造です。サイズ選びを誤るとフィット感が大きく損なわれるため、顔幅とPD(瞳孔間距離)に合わせた慎重な選定が求められます。初めて一山メガネを選ぶ際には、店舗でのフィッティングが必須といえるでしょう。