見え心地が良い条件。
さて、昨晩は二夜連続夜の街を徘徊、いやウォーキングをしてダイエットに取り組んでいた次郎さん、
それでも今朝の体重は87.9キロ、ストンと1キロ体重を下げてからは87キロ台の中をうろうろ彷徨って
いますが、皆さんはいかがお過ごしですか?
今日は見え心地が良い条件なんてお話をしてみたいと思います。
僕は以前にこんなblogで違和感発生のメカニズムを分析し解説しました。
この中で日本における屈折矯正検査業務は、顧客の違和感という一言にレイプされている。
それが健全な検査理論の構築を妨げていると、強烈な言葉で僕の次論をお伝えしました。
これは僕らに国家資格などのバックボーンが無い中で、僕らがいくら
「多少の違和感は度を変えた以上、ある意味仕方がない、だからもう少し慣らしてみてください。」
こんな言葉で慣れ戻しの必要性を説いても、顧客との信頼関係が無ければ、
僕らの言葉には説得力が無いのが現状です。ですから僕らは自然と違和感の少ない
度数をチョイスせざるを得ないのが今の日本の眼鏡業界と言えます。
では見え心地が良い条件って何でしょう?
言い換えれば、以前の枠から新調した時に一番しっくり来るのって何でしょう?
それは以前と同じ度数とレンズとフレームで作る事です。
特に今の眼鏡の環境にご不満が無いのであれば、それはそうすれば良いでしょう。
ただ、うちのお店にいらっしゃる方の多くは
「今の眼鏡にご不満があるから困ってしまう。」のです。
今日も僕なり度数決定した眼鏡が慣れないとご相談にいらしたお客様がいらっしゃいました。
相談した結果、度を変えて再作成する事にしました。お客様は恐縮して
謝っていましたが、謝るのはこちらの方です。嫌な思いをさせてしまったと反省はしましたが、
それでも後悔はしません。あんな難しい事してクレームになってしまうのなら、
極力前と同じ度数にしようとしてしまえば、それは僕は僕自身の武器を自ら奪う行為に等しいのです。
進化理論の発展の為に、僕らが一生懸命勉強して、そして検査します。それでもこうして
お客様に慣れない度数を提案してしまう事があるのです。
今回の反省点は
一気に度を変えてしまった事。
その為、今回は大きく変えずに、少しずつ変えていこうと相談して決めました。
検査理論の発展の為に犠牲となってしまったこの方にはただただお詫びするしか
ありませんが、一方、よく相談にも来てくれたねとも思います。
僕が気に入らなかったら、他のお店で再作成していた事で、きっと僕自身が
把握していないだけで他にもそういう方がいるのだと肝に銘ずる必要があると
ふんどしを締めなおした次第なのです。
ここで僕は以前に、眼鏡学校のセミナーで聞いた講師の先生のお言葉に返ります。
「壊れていない時計は直せない。」
これを言い換えると下の様になります。
「困っていない人は度を変えようがない。」
でもこれだけでは片手間です。だってこのお方は困ってらしたのです。
ですから僕は思い切った提案をしました。
だとするのなら、
「環境を一気に変えるストレスを考慮し度数を決定すべき。」
というもう一つの原点に返る必要があるようです。
こんな事は当たり前のことなのですが、それでもそのストレスに耐えられるかどうかの
耐性を数値化してはかる何てことが出来ない以上、計算通りに行かない事が有る事も
事実だと思います。こうして僕は牛歩の様に失敗と成功を繰り返しながら、
そして時にお客様にご迷惑をお掛けしながら、一歩一歩成長していくのでしょう。
そんな僕をどうか暖かい目で見守って頂けならなと思います。
ではまた明日。
opteria Glassias
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吉祥寺本町1-11-21せのおビル1F
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