アンサーblog。
お正月休みは年末は大掃除、でも風邪気味だったので、例年より
少しだけさぼって寝正月でした。でもそんな中、僕は一人で
小説を書いていました。実は僕は小説を読むのも好きだけど、
書くのも好きな変態なのです。
今回書いたのは17447文字、原稿用紙におよそ44枚弱、このボリュームを
短編というらしい。処女作はおよそ76000文字、原稿用紙190枚分くらい、
これを中編と呼ぶのかな?
それ以外はショートショートを5~6作。
何しろショートショートとは、短編、中編とは?という定義を知らなかったので
ググってみたけど、書く人によってその定義付けは曖昧みたいです。
ですから今日の僕のblogの定義も適当に解釈してくださいね。
んでもって今日のblogは、その僕の趣味で書いている自己満足の世界へ
誰かを引きずり込みたいなと思っていたら、浮かんだのは、
カリスマデザイナー、影郎氏だったのです。
僕の記憶が確かなら、
「わしゃ~、あんたの小説ちゃんと全部読んだけん、ありゃよかったのぅ。」
↑多少デフォルメされています。
と言われたので、自称素人小説家次郎さんは、僕のファン一号に認定していたので、
早速
「影郎さん、新しい小説を書き終えましたから、読んでください。
きっと待ち遠しくてしょうがなかったですよね~?」
と相手の心中を察しながら、送る気満々だったのですが、
なななんと~!
影郎さんご自身のblogで
めんどくせ~!っと僕の名前が踊っているではありませんか。
恥ずかしがり屋な影郎さんだから、きっとめんどくさいと言いながら
僕の小説を心待ちにしている事をこの文面から読み取り僕は作戦を
変えました。そうです。このblogにその文章を貼り付けてやろうと
目論んだのです。しかも全文掲載せずに、出だしの導入だけ。
これなら、
「も~たまらん、わしゃ、続きが読みとうて読みとうてたまらんのじゃ。」
↑繰り返しますが、多少デフォルメされています。
と来るでしょう。僕には影郎さんの心中が全て透けて見えているのです。
がははは~。
っという訳で
銃流勉三さん(僕です。)の新作の一部だけでもお見せしましょう。
待望の短編小説、
「のっぺらぼうと三四郎」の始まり始まり~。
私は山崎千尋、人は私をのっぺらぼうと呼ぶ。
この間の誕生日のお祝いの時に立っていたろうそくの数から考えても
産まれてから十年程経ってはいるようだが、私は一度も自らの力で歩いたことが無い。
歩くどころか私は全身麻痺という状態らしい。
何でも生まれた時に胎盤から伸びた臍帯(さいたい)が私の首に巻き付き、
脳に深刻なダメージを与えたらしい。お蔭でほぼ寝たきり、
たまに母が車椅子で散歩に連れていってくれるが
、私は座った姿勢を維持出来ないので、母は私を紐の様な物で椅子に縛り付ける。
縛られる行為は不快だが、このたまの散歩は勿論私にとっては至福の時と言える。
ただ、その私が楽しみに感じているこの散歩という行事に対する私の感想、
いや喜びともいう感情が母に伝わらないのがもどかしい、
でも母は返事も感想も言えない私に一生懸命、あの公園の桜が綺麗ねとか話しかけてくれる。
実際に毎年桜の季節、特に庭に植えてある多種多様な芝桜が私は大好きで、
今では品種も色々覚えている。これも母が私に話しかけてくれたからだ。
私はいつか、この芝桜が好きな事、散歩に連れていってくれることに対する感謝の思い、
それらが伝われと精一杯、有難う聞こえているよと念じて答えている。
ただ残念ながら意思の疎通が図れたことは一度も無い。
十歳の子供が無い知恵をいくら絞っても私は感謝どころか
体の痒み一つすら伝えられず悶々としている始末だ。
ところで何故私がのっぺらぼうと呼ばれるか、そろそろ分かってきただろうか?
今日も近所の公園に行ってきた。小金井公園というのだが、
本当に広大な敷地に多くの自然を装うかのように人の手によって樹木が植えられている。
ただし中に入ってしまえば、中を散歩する人、まるでネズミの様に園内を自転車で周回する人、
そして犬を連れて散歩する人。各々のペースで歩き、自然モドキを楽しんでいる。
そんな私も例外なく、この公園に連れて行ってくれるのを
心待ちにしている一人だ。ただし一部散歩は苦痛も伴う。
「あ、今日は、久しぶりにのっぺらぼうが来たぞ。」
「やめなさい。あの人にだってきっと感情あるのよ。
自分がそんな事言われたら辛いでしょ?」
「う、うん。分かった。」
(よし、その通りだ、私は君の言葉で傷ついているよ。お母さんナイスフォローだ。)
こんな時決まって、私の母はこう言ってフォローしてくれる。
「あの子も悪気はないの、気にしちゃだめよ。」
(うん、分かったよ。あの子ももう少し大きくなれば分かるさ。)
母、瑞樹は私を産む前は仕事をしていたが、私が産まれてからは私にかかりっきりで
面倒をみていてくれる。少なくとも母はその介護を面倒だと感じていないと
私に信じさせてくれるだけの愛情を注いでくれている。
こんな人に母になってもらって私は本当に幸せだ。
家に帰るとお父さんが今日はいつもより早く帰宅していた。
「あらあなた、今日は早かったのね。」
「うん、今日は滑走路が途中で使えなくなって、最近は帰りが遅い日が多かったろ?
だから早く帰してくれたよ。また公園に行ってたの?」
と父は背広を脱ぎながら一日の報告を始めていた。
母は手際よくそのジャケットに防臭スプレーを吹きかけハンガーにつるした。
(お父さん、今日は紅葉が綺麗だったよ。)
「千尋は変わりないかい?」
「ええ、今日ものっぺらぼう呼ばわりされたけど、
でも千尋には私から言っておいたわ。」
(お母さん、ありがと。)
「千尋、気にするなよ。お前に表情が無いからってお父さんもお母さんも
お前を人形だなんてこれはっぽっちも思ってない。
だから心配するな。俺はお前の顔を見ているだけで幸せだよ。」
(お父さん、私もだよ。)
父は航空自衛隊で横田基地の輸送機パイロットをしている。
自衛官だが戦闘経験がないのがお父さんの自慢だ、
が口癖で晩酌していると三日に1回は口をついて出る。
そんな父を私も誇りに思っている。
私は山崎家の一人っ子、それがこんな形でお礼も文句も言えない子供だなんて、
私は申し訳なく思うけど、それでもこの十年間必死で支えてくれる両親に私は感謝しかない。
一人っ子と言ったけど、でも山崎家の家族はもう一人いる。それが三四郎、雄の三毛猫だ。
(おい千尋、少し寒いから膝借りるぞ。)
と言うなり三四郎は車いすに縛り付けられている私の膝の上に飛び乗った。
以上のっぺらぼうと三四郎の導入の部分でした。
この続きが読みたいなんて奇特な人は、是非メッセージくださいね。
喜んでWORDのファイルをお送りします。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
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