評論家不在の愚。
本日のblogの難易度【★★★】
本日の体重は83.2キロ、停滞期かしら?
行ったり来たりを繰り返しています。
唐突ですが、僕はこの業界に欠けているのは
評論家だと言ってきました。
僕の尊敬する先輩が、評論家ぶっているお店の店主は苦手と
仰っていましたが、
僕は
評論家ぶっている僕のような人と
本物の評論家は別物だと思っています。
そして今の眼鏡業界と本物の評論家は何が違うのでしょう?
僕の中で評論家の定義とは、圧倒的に足りている知識と
審美眼、更に僕ら眼鏡業界に対する愛が必要だと思っています。
愛の無い評論を僕は罵倒だと断じるでしょう。
知識の無い評論を知ったかぶりだと感じるでしょう。
そしてその方の琴線が存在し、その方の評価軸は多くの方の共感を得る必要があるのです。
その琴線や評価軸の存在しない評論は、最早評論とも言えない、
ただの文章です。つまりその人ならではの基準が存在せず
ぶれまくっていては、生活者の方々はその評論家の基準を信じる事も
参考にすることも出来なくなります。
今日本の眼鏡業界に僕は評論家を求めたいと思っています。
そして今日ご紹介している車業界では
こんな風にメーカーと評論家は信頼関係を築き、
プロダクトを評論し、更にその評論家の指摘を受けて
メーカーはマイナーチェンジやフルモデルチェンジに活かします。
下の記事はまさに好例だと僕は思いました。
元記事URL
高いがそれだけのことはある
(転載開始)前述のようにステーションワゴンの4MATICだから
(そのうえ今やほぼすべてアバンギャルド仕様)、
車両価格は600万円を超えるのだが、
このクルマにはさらに「AMGライン」のパッケージオプション(37万7000円)
が装着されており、タイヤとホイールが18インチになる上に、
ダンパー減衰力だけでなく、エアチャンバーを切り替えることで
スプリングレートも可変の「エアボディーコントロールサスペンション」
も追加装備されていた。文句なしの安定性と乗り心地をもたらす
エアサスペンションの効果は明らかながら、
C200にもエアサスが装備される時代かと驚くばかりだ。
さらに「レーダーセーフティーパッケージ」(20万5000円)も、
標準装備となるAMG各モデルを除いて、すべてのCクラスにオプション設定である。
したがってオプションを加えたこの試乗車の価格は、ほぼ700万円にも達する。
繰り返しになるが、このレーダーセーフティーパッケージなしの
Cクラスなど見たことがないし、事実上全車に装着されているはずである。
メルセデスたるもの、見かけの価格を(しかもほんの少し)
抑えるための姑息(こそく)な方策など速やかに改めるべきだ。
ほぼ文句なしの万能ステーションワゴンだが、
おいそれとは手が出ない値段であることも事実。
だがその分、ADAS(先進安全運転支援システム)の機能ひとつとっても、
レベルが違うことも事実である。“コスパ”好きといわれる若者には気の毒だが、
安くて良いものは、たとえ存在したとしても、
ごくまれである上に個人的な尺度で測るべきものだ。
そもそも本来コスパは絶対的な安さを指すものではない。
コスパに優れているものだけが、時代を超えてCクラスのような定番となるのである。
(文=高平高輝/写真=荒川正幸/編集=櫻井健一)(転載終わり)
上記の文章ではかなり辛辣な言葉であり、表現でメーカーのポリシーを
非難している。もしも眼鏡業界でこれをやれば、次回はメーカーから
あいつに評論を書かせるなと干される事だろう。
だから、僕はダメだと言っています。
自由に評論出来るスタンスが、更に新たな価値観や技術を生み出す土壌が出来るのです。
そしてその意見は生活者やユーザーを代表するものであるべきで、
その評価軸を貫くからこそ、読者は共感を覚えるのです。
翻り、メガネ業界での過去の事例を挙げれば、
昔は当たり前になっていたUVカットと一番廉価版の屈折率の1.50という屈折率のレンズ、
1.50+UVカットというのは当たり前に品ぞろえしていたのですが、
それが小売店のエゴと、レンズメーカーの下心で、
1.50のレンズにはUVカットを標準にはしなくなってしまいました。
勿論技術的な問題ではありません。
小売店は1.50にもUVカットが入っていると単価を上げられないから、
外して、1.60という素材のレンズを薦めやすくしてくれと要望を出し、
その要望に応えて、UVカット機能を1.50素材にはつけなくなりました。
この時もしっかり評論家が存在すれば
このお店とレンズメーカー双方にダメ出しをしたでしょう。
こうして日本の眼鏡業界は、小売店の下心丸出しの販促案を
鵜呑みにしたフレーム/レンズメーカーの販促は増々生活者と
乖離していき、生活者に支持されない業界は当然衰退していくのです。
僕は業界を改革するべきと思っています。
一方僕にはそんな力はありません。
あるのは問題だと感じている意識だけなのです。
それでもせめてこのblogの読者様だけにはお願い致します。
僕が評論めいた事を記事にした場合のその根底には
今日書かせて頂いたような思いがあるのだとご理解頂ければ幸いです。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
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