視環境の変化。
本日のblogの難易度【★★★★★】
今朝の体重は76.0キロ。
blogの難易度と今朝の体重を書いてから、
次に内容を考え、最後にタイトルを決める。
それが僕のblogの書き方です。
さて、今日は何をかくべ~か。
…。
よし決めた。
僕がうちのお店でプリズムという度数を入れている話は
耳タコ話で、最初から読んでいる皆様にとっては
もういいよと思うかもしれません。
では今日は切り口を変えて、プリズムを欲しがる年齢層って
あるのかしら?っと考察してみましょう。
昔のblogで僕は成長過程と老いていく過程が一番プリズムを欲しがるよ。
っと説明していました。その原則は今も変わりませんが、
一つだけ言えることは、14年前(創業時)と比較してガラッと
変わった事があります。それはスマフォの普及です。
スマフォ普及前のガラケー全盛期と今は何が変わったでしょう?
それはPCの使用頻度の低下です。大概のことはスマフォで済ます人が
増えたのです。例えば、ガラケーではスペック的にも回線スピードの問題でも
動画鑑賞は現実的ではありませんし、ゲームにしたって、
稚拙な物が多かったので自然とゲームはゲーム専用機、
動画はPCやテレビで済ます方が多かったのですが、
今は、PSPも驚きというグラフィックのゲームが手軽にプレイ出来ますし、
勿論、YouTube等の動画鑑賞は当たり前、更にNETFLIXやHULU、TVER等の
アプリでかなりの動画が気軽に楽しめるようになりました。
これにより、より近くで細かい光るモニターを注視するようになったのです。
その効果により、突発的に内斜視になったりなどと社会問題にもなっているとも言えます。
つまり成長過程と老年期でなく、壮年期であっても、このスマフォでグラフィックを見るという
環境は眼に過度な寄り眼とピントの調節を課するという意味でかなり大きな視環境の変化と言えます。
PCなら50㎝離れて見ていたのに、スマフォでは20㎝が当たり前。
なんて言われています。皆様も20㎝で自撮り、50㎝で自撮りと二種類写真を撮ってみてください。
自分の眼の位置が随分内側に入っている事が見てとれると思います。
(三輪書店 小児の近視 序文より一部抜粋、転載開始)
近年、全世界的に近視人口が急増し、社会問題となっている。2050年には
全世界人口の約半数である48億人が近視に、1/10である9.4億人が強度近視になると
発表し、国際的な警鐘を鳴らしている。文科省の学校保健統計でも、30年間で裸眼視力0.3未満の
小学生の頻度が約3倍に増加しており、この多くは近視の増加であると推察される。(転載終わり。)
とこの様に、スマフォの普及は眼の形状すらガラッと変えて
近視化を促している可能性もあります。
そう考えれば近視化は異常ではなく、
環境変化に適応していると考えた方が自然ですよというのが
次論(旧blogで良く使った言葉ですが、
持論を伊藤次郎の字から1文字とって次論に変えています。
誤字じゃないよ~。)になります。
近視は仕方がない、ではイコール遠くが見えないのも仕方がないと
そう簡単に諦められるでしょうか?
皆が0.3以下の視力という環境で
運転はどうすれば良いのでしょう?
普通に考えて危ないですよね?
仮に自動運転がデフォルトになれば、そんな時代もあるかもしれませんね。
でも、今は実用化一歩手前です。ですから僕はそんな方には
運転も含めて外出用、
室内でスマフォや読書、PCなど用に二本使いはしてくださいね。
とご案内しています。それに加えてサングラスまで整えれば
眼の環境としては完璧です。
何となくみえてきました。近視を異常と捉えるから、
矯正する。常に遠くをばっちり見えないとまずいから矯正して、
眼の力を目いっぱい使わせて20㎝を注視する。
それらは皆様の目に疲労というダメージだけでなく、
最悪なシナリオでは内斜視、更に近視の進行などの一因にもなる可能性がある。
その可能性を僕は指摘しています。くれぐれも推論にすぎませんから、
それもご理解下さいね。
ではまるっきり近視を矯正せず、常にボヤっとした視界で生きる。
これはどうなのでしょう?実は目は安まるかもしれません。
その代わりそれが常態化すれば、今度は両目で捉えた画像を重ねあわせる
融像という機能を使わなくなり、最悪なケースでは斜視になります。
もしくは斜位量が一方的に増えていきます。
目を遊ばせすぎるのも、そして見えない眼の状態を放置して、
眼を細めてみる癖をつける。実はこの状態も近視化の一因だと指摘する方も
いらっしゃいます。ですから、程度問題であまりにも見えない状態を作って
しまう事も目にとって良くないと言えますね。
この間ダイエットを特集していた番組でこんな事を言っていました。
ダイエットをしたかったら、糖質制限をするべきで、
カロリーや油、タンパク質の摂取量はダイエットには関係ない。
と言っていました。そしてそれは明らかにカロリーコントロールという
以前の概念とまるで違うと指摘されています。
そのお医者様が仰っていたのは、医療の世界の常識は常に上書きされる。
だから常に最新の情報にアップデートする意識が必要だと。
眼も同様です。
近視は矯正した方が良いのか?
プリズムは不要なのか?
これには多いに議論の余地があります。
ですが少なくとも皆様の視環境はドラスティックに変化しています。
そして検査理論も常に環境の変化に合わせて変えていく必要があると
僕は言っているに過ぎないのです。
そして2019年今の僕は
成長期はプリズムを欲しがる方が多い。
老年期はプリズムを欲しがる方が多い。
更に
壮年期も最近はプリズムを欲しがる方が増えてきた。
これがここ10年強、お店に立っている眼鏡士としての実感であると
ご報告させていただきます。今日は長くなってしまいました。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
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