度数差を恐れるな
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度数差を恐れるな:今日いらした方は、生まれつき左目に乱視が強く、
幼少期はアイパッチもしたりして何とか弱視を回避しようと眼科に通っていた。
その甲斐あって、左目の矯正視力は0.6まで出せるようになれた。
お陰で度数差はあれども両眼視も出来る。眼科医の先生の素晴らしいお仕事の成果だと思う。
ただし今使っているメガネはいかがなものか?と疑問符をつけたくなる。
それは右目ではなく左目の遠視を放置した点についてだった。
【今お使いのメガネの度数】
RS-5.25 C-1.75 AX8 矯正視力=0.8
LS±0.00 C-4.00 AX174 矯正視力=0.5
実際に測定してみると以下の通りで
【完全矯正値】
RS-5.50 C-2.00 AX10
LS+1.25 C-5.25 AX172
両眼矯正視力=1.5
ここでえ!?って驚く。
右目は想定内、左目に遠視があるじゃん。
って驚いた。それを放置して両眼視も何もあったもんじゃない。
この遠視を放置してしまうと手元で狂う。
難しい言葉で言えば調節バランスという物が狂うのだ。良くあるパターンで、
左右の度数差があるから、それを少なくする為に、度数調整するという言い分がある。
確かにそういった場合もある。度数差に苦しみ、慣れないというケースもあるからだ。
だから今回のケースも一概に間違いとは言い切れない。
それでも違和感が無く、更に度数差によって生ずる物のサイズの左右差が無ければ、
少なくとも僕は、極力左右のバランスを変えずにメガネを作る事が多い。
実際に今回は手元用なので、以下の様な度数で作製した。
【実際作製した度数】
RS-4.00 C-2.00 AX10
LS+2.75 C-5.25 AX172 両目で0.4
完全矯正値に比べて
右目の近視は弱めて、
左の遠視は強めている。
これにより焦点距離が手元に近づき、
少ない自分のピントの調節能力を使って手元を見ている。
いわゆるこれが老眼鏡になるのだ。
以前のメガネは左目に関してはどこにも焦点が合っていない状態なので、
両眼視を阻害すると覚えて欲しいのだ。(以上Twitterより転載)
この不同視という状態をメガネで矯正する時に、多くの方は、
その度数差を減らそうと度数調整をする。確かにそんなケースもある。
でも多くのケースではそんな事をせずとも、いやそんな事をしてしまうと
両目で物を捉えられなくなってしまうと皆様にはご理解頂きたい。
では何故度数差を減らそうとするのだろう?
それには根も葉もなく根拠が無いのだろうか?
実際には左右の度数差により、対象物のサイズ差が生じ、
逆に両眼視を阻害すると考えるのが常識的な考えだと思う。
でも、多くのケースでは、そのままのバランスで作製しても、
像倍率に左右差が無いことが多く、単純に度数差だけを問題視してしまった為に
こういった度数調整を入れているケースが、よく見られる。
皆様はメガネを作る時に左右の眼でとらえたサイズに左右差が無いか?って調べて貰っていますか?
特に度数や視力に左右差がある場合には、
僕に言わせれば像倍率の検査はマストだと思ってるので、
是非眼鏡屋さんでも「僕の眼は左右の眼で見た時にサイズ差はありますか?」って聞いてみて欲しい。
多分低単価で販売しているお店さんの殆どは、
この検査の意義も方法も分からず戸惑うと思う。
うちのお店に限らず、中小零細眼鏡店で頑張っているお店は、
量販店に比べて高単価だと思うけど、
こういった所に差があるのです。って胸を張って言いたい。
このご報告がどこかのお店の
どなたかのお役に立ちますように。
眼鏡評論家 眼石祝応
opteria-Glassias(オプテリアグラシアス)
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-21‐1F
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