遠近両用レンズ使用開始のタイミング

query_builder 2023/12/10
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【眼積祝応の今朝のtweet Vol-38】

 

遠近両用レンズ使用開始のタイミング:眼鏡屋さんをやってると本当に色々な人がやってくる。

だから僕も色々なレンズやフレームを品揃えしてお迎えする。

 

レンズで言えば遠近両用レンズはうちでも様々なパターンで活用出来るので

多くのケースでご提案している。

下で言えば4歳から使用開始も有り得る。

 

え!?4歳で遠近両用?老眼なんですか?ってきっと驚かれると思う。

このケースは近視進行抑制を目的とした事例だった。

 

勿論多くのケースでは老眼世代に提案しているが、

それでも10代の小中高生に遠近両用何て少なくともうちのお店では当たり前になっている。

 

老眼=遠近両用は古い常識だと言える。

 

では老眼世代はいくつに成れば遠近両用レンズを使えば良いのだろう?

それに答えるのは難解だが誤解を恐れず敢えて言えば、

老眼による生活の質、労働生産性の低下を自覚したらと言い切りたい。

 

ここで何故老眼の自覚を近くの見たい物が見えなくなってから、

と言わずに生活の質云々と書いたのだろう?

 

それは近くが見えなくなってから、ではまるで遅いと感じるからだ。

多くの人は、近くが見えないと感じて、対象物を手の長さの間に合う距離迄遠ざけて、

スマホのフォントを大きくしてってしてるけど、

それが始まってからでは遅いと僕は言っている。

 

その時には充分に生活の質低下が始まっていると思うからだ。

では生活の質低下と労働生産性低下を

一般ユーザーはどこで自覚すれば良いのだろう?

 

例えば体調の変化

 

例えば誤読の頻発

 

つまり老眼鏡は、対象物が見えない人が、よく見える為に仕立てる判断を下すツールではなく、

体調管理の一環として老眼鏡を作る作らないのジャッジをするべきだと僕はいっている。

 

では老眼に伴う環境の変化はどれくらいのタイミングで発生するのだろう?

これは十把一絡げには言えない。

 

それはパソコン作業ばかりしている事務系の会社員と、

職業ドライバーで事務作業は1日通して1時間と成れば、

当然自覚も体感も変わってくる。

 

更に近視や遠視等の屈折異常の差異も変動要因だ。

でも例えば老眼を放置していて、頭痛で悩んでいる人が眼科に行きます?

 

まずは内科に掛かるでしょ。

 

すると多くのケースでは、痛み止めを処方されて終わるケースが、

僕の知る限り圧倒的多数さ。

するとそれは対症療法であり、

根本に辿り着いて無いじゃ無い。

 

それは国民の無知や誤認が招いている。

 

とかく眼鏡や目に関しては正しい知識が広まらない。

それは眼鏡のエキスパートが正しい発信をしても

大手眼鏡店の情報やお医者様のミスリードに流され、

こういった事例が誘発されている。

 

先ずは眼鏡とは、視力矯正だけが目的ではなく、

体調管理の一環として体を整えるツールである事に

多くの人が気づいて欲しいと思うのだ。(以上Xより転載終わり)

 

老眼鏡というネーミングが後期高齢者と並ぶ程にセンスが無いネーミングだとは思うが、

一方、それに代わる良い名前の発明もg僕ら業界人は出来ていないと恥じるべきだし、

僕も一業界人として反省している。

 

何しろ老いてから作る眼鏡という常識が一般人の常識であるのなら、

老いの感じ方は人それぞれ、でも一つ言える事は目の老いは手足よりも早く訪れる。

 

だからそこで感覚がずれてしまう。まだまだやれるわい!

と老人扱いを多くの人が拒むのだ。

 

でも事実として認めた上で、それを装用し生産性や生活の質を上げてくれて、

それが国民の常識となれば、僕は国の発展に大きく寄与すると思っているのだから、

一見綺麗に見えるゴミ箱を除いてしまったらゴミだらけだった現状を認識してしまった僕としては、

これは決して放置して良いとは到底思えないのだ。

 

眼鏡店は、水道/ガス/電気に並ぶインフラであると理解して欲しいのだ。

 

インフラ(インフラストラクチャーとは)?:生活や産業活動の基盤となっている施設。

「インフラ」は「インフラストラクチャー」を略した言葉で、

英語のinfrastructureである。直訳すると「下部構造」であるが、

「社会的基盤施設」または「社会資本」と訳されることが多い。

 

インフラとされている施設は、公共的な機能を担う施設で、

道路、治水施設、港湾、鉄道、公園、上下水道、通信施設、エネルギー供給施設などが含まれる。

また、広義には、これら公共施設のほか、教育、医療、社会福祉などの

社会サービスを提供するための施設を加えている場合もある。

 

その多くが公共財の性質を帯びていること、社会の統合や安定の維持に不可欠であること、

長期的な視点で計画的に整備・管理する必要があることなどから、

その整備・管理は、政府が直接に担い、

あるいは政府による強い監督のもとで実施されている。

また、それら施設が満たすべき機能や構造については、

法律に基づいて基準が定められている。(三井住友トラスト不動産 不動産用語集より)

 

若しも眼鏡店がインフラだとするのなら眼鏡は水道管を流れる水である。

水が澱んで濁ってしまえば、それは皆様の健康を害するでしょ?

水道水の品質を民間に丸投げは怖いでしょ?僕はそれを言っているのよ。

 

雑貨化した眼鏡業界では国民は救えない。今の眼鏡業界では、

少なくとも生産性は低下させてしまっていると思い、

僕は焦って警鐘を鳴らしているのだ。

 

  このご報告がどこかのお店の

       どなたかのお役に立ちますように。

                 眼鏡評論家 眼石祝応

 

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