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眼石祝応のBLOG

シンギュラリティを超えた先にあるもの。

2017/06/08

先日囲碁の世界で、AI同士を戦わせると今まで見た事のない戦い方を繰り広げ、
前人未踏の世界にAIは踏み入ったとネットのニュース記事から引用しました。

囲碁に限らず、将棋であっても、本当に高度な戦いを人とAIは繰り広げていますし、
戦績は人がAIに対し、若干分が悪いようです。

 

僕はいずれ眼鏡の検査にもAIは遠くない未来に導入されるし、導入されるべきと
次論を展開しました。これに異論は多々あるのでしょうけれども、一つ言わせていただきたいと思います。
僕は、お師匠さんから受け継いだ検査理論を維持し守るだけでなく、もう一つ師匠から託されていると
思っています。それは師匠を超える事です。

 

ところが今の僕は未だに先人を超えられていません。

 

例えば

 

網膜の異常対応に対するアニサイクルレンズ、これは元々先人が作り上げた
計算式をベースにそれを活用し眼鏡を作っているに過ぎません。

僕らは先人の組み上げたルーティンワークの中で動いているということなのです。
でも、僕の師匠を思い返せば常に、前進しようと常に昨日の自分を否定されていました。
何か新しい発見は無いか?と模索する日々だったのです。

 

一方僕だって、いつか師匠に追いつきたいとは思いますが、
それでも、もしも眼鏡士としての頂きを目指すとするなら、その頂上は霞んで見えない程に
まだ山の麓であがいています。でも、もしもこのコンピューターの進化なり人工知能の進化が
僕の足りない何かを補完してくれるのなら、僕はそれは甘んじて受け入れるだけでなく、
それと共に検査理論の発展の為に積極的に突き進むべきだと言っているのです。

 

そして僕は、この検査のAI化の先に何かが待っている気がしてならないのです。

僕の検査の過去のデーターを集積及び解析する事で何かしらの傾向が見て取れます。
そしてAIに出来る事はAIに任せ、もしも検査時間の短縮なり、人員の削減が出来るのなら、
僕は、任せるところは任せた上で、そこから先の僕でしか出来ない何かを探す旅に出たいなと
思います。このAI化を僕はそう遠くない未来と言いました。その為にはカルテのデジタル化は
当たりまえとしても受付/問診票のデジタル化も必要だと思いました。

 

紙ベースで検査を考える。これが今までの検査のやり方でした。検査した結果を手書きでカルテに

書き写し、そして忙しい時には全てのデーターが書き写せずに不完全なカルテが出来上がります。

でも僕は手書きよりも、デジタル化した恩恵を受けて、時に忙しく不完全である可能性はあると

しても紙よりも詳細に記録を付けられます。ここで時間が短縮できていて、

かつカルテの精度が上がるというメリットが存在します。

 

僕は紙ベースのカルテを保管する倉庫料が無駄だと感じ、(何しろ狭い店なもので…。)

開業当初からデジタル化したカルテを自分で作って

活用しています。当初はスペース効率の話だったのですが、

そのうち僕のExcelで作ったカルテに

三角関数まで組み込まれるようになりました。

電卓を弾く時間までが短縮されたという事です。

 

そして僕はその次のステップに行こうと思ったのです。AI化にはそれだけの可能性があると

腑に落ちたのです。今AIやロボットは人の職を奪い、それは人々の生活を脅かす存在であると

うったえる方もいらっしゃいます。僕はその考え方とはちょっと違います。

 

あくまでも、AIやロボットは人々の暮らしを豊かにする為に存在するのです。

そして、今の僕らは辛い仕事はや生産性の低い仕事、単純作業。

それらを今外国の方の労働力に頼っています。

でも、その労働から解き放たれると人々はどんな暮らしを夢見るのでしょう?

 

僕らは、ロボットやAIとの対比により、より人間らしさを求められるのです。

誰でも出来る作業はロボットにとって変わられます。九九を暗記する必要があるのですか?という話です。

 

でも僕は職人でありたいと日々思いますが、例えばレンズを削る加工技術一つとっても機械よりも

僕の手の方がより精緻に加工できます。この分野はまだ人間が勝っているようです。

 

では人間らしさって何でしょう?実は僕の中にその答えは浮かんでいます。

ただし、それは僕が自分で勝手に思っていれば良い気がします。

価値観は人それぞれだと思うからです。だから内緒なのです。

 

眼鏡作りという工程も、きっと大きな変革を迎えるでしょう。

なんかワクワクしてきたな~、と僕は胸躍らせるのです。

 

え?シンギュラリティが分からない?ググって下さい。

沢山情報が出てきます。(‘◇’)ゞ

 

攻殻機動隊かぶれの眼鏡屋の店主より。

 

ではまた明日。

 

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