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眼石祝応のBLOG

眼鏡の測定の原則のお話し。

2017/09/30

今朝は朝から二時間程、夢の中で汗だくになって働き、お店に着いた時は二度目の出勤の様な

感覚の次郎さんですが、皆さんいかがお過ごしですか?

 

今日は、メガネと体調のお話しです。

 

グラシアスで眼鏡を作った方が体調が良くなったなんて話はよく聞きます。

 

例えば、頭痛、酷い頭痛が月に何度も襲って来て、痛み止めを呑んでごまかしているのよ。

なんて話は良く聞きます。ここで僕がグラシアスのメガネは頭痛が治せるんです。

 

なんて言いきっちゃうとすぐにピピ~と注意が色んな方面から入るでしょう。

僕は体調を改善させることはあっても、病気を治している訳では決してないし、

僕らが無資格で医療行為を行うなんて論外なお話しですよね。

 

医療行為って言っても、注射を打ったり、症状に応じて薬を処方したり、

若しくは直接外科的な手術で切ったり貼ったり。こんな事が皆さんのイメージする

医療行為ですよね。でも実は医療行為の中には診断という行為も含まれているのです。

 

例えば僕が

 

「あなたは白内障ですから、眼内レンズを入れてください。」←×

 

こんな言い方は間違いなく法に抵触する訳です。

 

それでも僕がお店をやっているとこんな事を聞かれます。

 

「ね~あたしって最近眼鏡を掛けても見えにくいんだけど、白内障かしら?」

 

と聞かれます。正直いえば、うちの機械でもある程度の白濁の有無は眼で見えます。

でも僕らはそれを言ってはいけないのです。ですから僕はこう答えます。

 

「ごめんなさい。僕はそれを言っちゃいけないんだよ。だから気になるなら

眼科に掛かって下さいね。」←〇

 

と答えます。

 

では医療が皆さまの健康の為にあるのならば、

 

眼鏡を仕立てる僕ら眼鏡士は国民の健康にプラス働く貢献は出来ないのでしょうか?

 

僕はそれが出来ると思っているし、そしてそれが今日言いたかった事なのです。

 

例えば、両目の度数が今掛けているメガネが左右の視力が明らかにずれていて、

その状態を放置している事、これも決してお客様の健康にプラスではないでしょう。

 

適正な近視や乱視や遠視の度数を入れて改善出来るのであれば、それを放置する事を

僕はお勧めしません。たかが視力差なんて思わないでくださいね。

 

されど視力なのです。

 

でも実はこの視力差に関しては、別にうちで無くとも多少こだわっている眼鏡屋さんなら

近視の有無やその量は測定出来るでしょう。ここが一つポイントですが、

 

視力差を揃える事は最近の機械を導入しているお店なら、多分日本中、どこの眼鏡屋さんでも

検査し、その決定した度数で眼鏡を作成する事は可能でしょう。

 

でも僕はそれで満足したくはありません。

 

例えば他所のお店で作った両目で1.2の眼鏡、

 

グラシアスで測定して作った両目で1.2の眼鏡、それでもこの二つの眼鏡の度数が違う

可能性があります。それは乱視の強弱であったり、左右のバランスであったり、

 

また、最高視力が1.2の人であれば、多少過矯正にしても視力は1.2出たりします。

 

そうです。近視の過矯正でも遠くを見ている分にはそれ程不都合なく、遠くが

見えたりします。ただし、それで近くを見ると困った事が起きてしまうのです。

 

それは近くは同じ力加減で見えませんから、片目だけ極端に使う状態になったりします。

これが眼精疲労の原因になったりするのですから、看過できません。

 

僕はよくこのblogでプリズムの必要性を説く事が多いのですが、

一方、こんな単純な近視の量の測定でさえ実は、ひと手間もふた手間も掛けないと

良いメガネは仕立てられないのです。

 

ここでこんな原則を覚えていてくださいね。僕ら眼鏡士は常識ですが、一般の方は

ご存知ない方が多いと思うのです。

 

一つ目は近視の測定の原則です。

 

「近視の場合には最高視力で最弱度が原則。」

 

二つ目は遠視の測定の原則です。

 

「遠視の場合には最高視力で最強度が原則。」

 

このように原則が近視は同じ視力なら弱い方、

遠視は同じ視力なら強い方。この様に遠視と近視では原則論がガラッと

変わるという事を知っていて欲しいのです。

 

ですから近視の場合には過矯正は論外ですが、

 

一方遠視の場合にはあえて遠視の度数を強くして作る事もあるのです。

 

少なくとも、こんな過矯正の眼鏡が皆さんの体の体調不良に僕は直結しているのだという

僕の見解をせめて皆さまは覚えておいて欲しいのです。

 

ではまた明日。

 

$RW3SYVS

 

 

 

 

 

 

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