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眼石祝応のBLOG

知識から意識、意識から無意識へ。

2018/01/28

昨日は閉店後にいつも行く定食屋さんに行き、つけ麺にオプションをつける僕のオリジナルメニューを
堪能してきた次郎さんですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

昨日お店にご相談にいらしたお客様は、運転が生業で、
何しろ極端に遠方の視力を追求するお仕事と言えると思います。

眼を見ると遠視で、裸眼視力は1.5、あれ?この時点で裸眼視力に問題無いから
眼鏡は必要ない、本blogの読者歴が浅い方はそんな風に思ってしまうかもしれませんね。
でも昨日のblogでもお伝えしたように視力は眼の機能の一部に過ぎないので、
視力の良し悪しだけで良い眼だとか、眼鏡が不要だとか判断しては
いけませんよ。と僕の見解をお伝えしました。

実際にこのお方はTALEX社の偏光レンズにしました。
通常のただ染色しただけのレンズよりも見え心地を重視していわばオプションを付けたイメージで
僕のつけ麺の様により豪華なメニューであり、レンズと言えます。

ただ一か月検診で使い心地を聞いてみると、矯正視力は2.0でも何か見えてる気がしないと
ご納得頂けないのです。実際に機械で測定したデーターを見てみると明らかに前回よりも
遠視の度数が増えていました。僕はそれを見越して、遠視を強めにいれておきましたので
こういったケースでは遠視の炙り出し成功と言えます。

ところが、それでもご満足頂けないのです。

試しに目を閉じて、それからサッと開けてみると視力はその時が一番出ると仰います。
つまり、このお方は、今までの眼の使い方と同じ目の使い方をこの眼鏡を掛けてもしてしまっている
可能性を疑いました。今回のケースの様に弱い遠視では、普段眼鏡を掛けないで
長い間裸眼で過ごしていた方は、いつも眼の力を使ってピントを合わせる様に習慣化しています。

ところが、今回の遠視の眼鏡を掛けた状態でその過去の習慣通りに緊張してみようとすると、
それは自分の緊張させた力に加えて、眼鏡の遠視の度数が眼に影響を与えます。
ですから自分の緊張させた分だけ、遠視が不要というか、過矯正になってしまうのです。

ですから、僕はこのお客様に

「いいですか?今までの眼の使い方だと今感じる今一つ見えていない感覚は消えないか、
若しくは慣らしに物凄い時間が掛かります。ですから今日から、脱力した方が視力が出るという
知識を持った訳ですから、その知識を意識的に無意識に送り込む必要があると理解してください。」

とお伝えしました。どうですか?少しだけ難しい話をしていますよね。

僕らは普段無意識に眼の位置がどこが快適で、視界もダブりが出ずに眼が使えるかを
コントロールしています。でも過去の習慣は、その無意識下の意識が強烈に刷りこまれます。
これを正しい知識を持った上で意識から無意識に逆に作用させることをお願いしたのです。

これは逆の流れもあります。

例えば

「遠近両用は怖くて掛けられない。だって、階段降りるのが怖くて使えないって皆が言っている。」

こんなお言葉をお店にいるとよく聞きます。

このblogの読者ならご存知かと思いますが、遠近両用レンズは
最初は初心者向きの度数から慣らしていけばそれ程怖い思いをせずにならせるし、
使いこなせばこれ程便利なレンズはありません。
少なくとも僕はそう思っています。

ですから先ほどの怖くて掛けられないという一般消費者の常識というか知識を
僕は間違っていると思います。でもその間違った知識を意識し、それを更に
無意識に刷りこむ流れもあるのと思うのです。

そういった方は、どんなに初心者向けを掛けさせても当初違和感を強く
訴えます。ですから僕はその場合には間違った知識を正すことから始めるのです。

そして正しい知識を得た上で、正しい見方をすればそれ程歪みませんし、
気持ち悪くもならないのです。そう考えると眼鏡に関しては殆ど
間違った知識や常識が世の中には多数存在していますから、
ネット等の独学で正しい知識を得るのは本当に難しいと思いますし、

一般の方々が、人づてに聞いた話は殆ど滴り落ちる程に眉唾とさえ思います。
多分眼鏡屋さんが複数名集まったって見解の相違がある世界なので、
眼鏡を正しく知るというのは消費者にとっては非常にハードルが高いと言えます。

いかがでしょう?皆さんは正しい知識を得ようと努力されていますか?
これだけ情報が氾濫している社会で、正確に必要な情報を得る事の
困難さは僕も承知しています。それでも僕は正しい知識を得る為に
汗を流す必要性を説きます。それは少なくとも眼鏡に関して言えば

正しい知識を得る事が皆さまの快適な視生活と直結していると
僕は信じているからです。それではまた明日。

$RW3SYVS

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