職人でありたいと願っている。でも僕は職人じゃない。
2018/05/30
昨日は組合の会合で仲間と熱いお話をさせて頂き、
少し心身ともに火照り気味が次郎さんですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
先日いらしたお客様、何でも航空会社にお勤めの女性でしたが、
人生初の眼鏡を作りに、わざわざ扉を開けないと入れない、
一見敷居の高い、僕のお店にいらして下さいました。
勿論感謝感激なのですが、でも何故、最初の眼鏡を作る眼鏡屋さんを
この様な珍妙なお店を選ばれたのかが不思議でしょうがありませんでした。
そこで僕は失礼と承知していながら、
「何故、こんな入りにくいお店を選んだのですか?」
と訊いてみました。
すると
「お店のHPを拝見させてもらったのですが、職人さんが
メガネを仕立ててくれるのかな?とWEBのページから感じた。」
とうれし泣きもするくらいのお言葉でしたが、
一方僕は、その言葉を素直に受け止める事が
出来ない自分がいることにも気がつきました。
それは僕が職人ではないからです。
そもそも僕の中では明確に職人のイメージと定義付けがあります。
それはこんな感じです。
「職人とは、誰でも出来る単純作業を繰り返し繰り返し研鑽し、
研ぎ澄ます事で、誰にも真似できないレベルの作品に昇華できる人。」
僕は職人でありたいとは願います。でも僕は自分より凄い人がこの業界に
沢山いらっしゃることも知っています。
それなので僕は、世界一の眼鏡屋になりたいという事は出来ても、
世界一の眼鏡屋です、とは到底言い切れないのです。
だからと言って諦めるつもりも毛頭無いですよ。
いつかその言葉を言い切れるように、日々努力するのみですね。
今日は呟きのようなお話でした。
ではまたこのブログでお会いしましょう。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
https://opteria-glassias.jp/
住所:〒180-0004 東京都武蔵野市
吉祥寺本町1-11-21せのおビル1F
TEL:0422-21-6755
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇