緑内障後の斜視。
2018/12/02
今日は朝から持ち込みフレームでレンズ交換の
ご依頼、今年の春に
「緑内障発症後に上下にずれるようになり、お医者様には
三か月で治ると言われたが半年経ったがダブったり、戻ったりを
繰り返す。何とかなりませんか?」
とご相談を頂きました。
屈折異常量(近視や乱視や遠視等)は
弱い近視とそこそこの乱視をお持ちでしたが、
何より、上下に大きく物がずれて見える斜視が発生していました。
それをプリズムで言うと9.5△(プリズム)、
実は、水平のずれであればこの9.5△は大きなずれでは
ありませんし、多くの方に存在する程度のずれです。
ですがこれが上下になった瞬間に斜視になってしまう程の
ずれになります。
それは水平と上下の運動を司る筋肉の量の差に原因があります。
簡易に皆さんは3:1の法則で覚えてください。
寄り眼3:反り目1
水平3:上下1
この様に、水平に比較し、上下の運動を司る筋肉の方が少ないんですね。
その為、少ないずれでも重篤な視機能にダメージを与える事が多いのです。
今回はHOYAの遠近両用レンズでこの上限を片目で5△まで
入れてくれるので、こういった斜位や斜視の矯正で
グラシアスでは重宝しています。
皆様にお願いは、突然斜視になった。
こういった時には重大な病気が隠れている可能性が高いので、
真っ先に眼鏡屋に来ることは絶対に避けてください。
先ずは、眼科、若しくは脳神経外科、そんなところで
ご相談をお勧めします。
最後に今日お伝えしたいのは、
上下に物がダブって見える方が、自力で調整しにくいんだよ~
ってことを繰り返しになりますが、お伝えしたいと思います。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
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