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眼石祝応のBLOG

知らない事を知らないという勇気

2020/02/15

本日のblogの難易度【★★★★★】

 

今朝の体重は77.5キロ。

やべ、少し太っている。

最近少し調子に乗りすぎかな~。

 

っと自戒の念も込めて、反省。

 

反省だけなら猿でも出来る。

猿にも劣る次郎さんでした。

 

さて昨晩いらした方は

 

「眼科に眼の疲れで相談しても、目に問題ないから眼鏡は作らなくて良い。」

 

という診断を下されて、どこかしっかり相談にのってもらえる

場所はないものか?とネットで検索されてからいらっしゃった方でした。

 

どういう事でしょう?皆さんも不思議に思いませんか?

このお方は30代前半で事務職、PCを長時間見るそうです。

 

眼科で問題無という言われる方の目を見て、

僕ごときが何かお力になれるのでしょうか?

 

取り合えず屈折異常量をチェックしてみました。

 

弊店で視力測定した結果は以下の通りでした。

両眼解放 R -0.50 -0.25 75 69.0 1.5 1.5
L 0.00 1.5

 

これだけ見ると問題ないというか、右目に多少の近視と乱視があるよね~。

っという程度、確かにこの程度の屈折異常なら何の問題もなくPC作業をこなしている方も

いらっしゃいます。このご相談にいらした女性が異常なのでしょうか?

 

結論から言うと屈折異常がご本人の主訴である眼の疲れの原因ではありませんでした。

PC作業というとピントの調節筋に長時間負荷を掛けるのでピントの調節に難があったのでしょうか?

 

答えは、ピントの調節も問題無。

 

では何が問題だったのでしょう?

 

答えは

 

水平と上下の斜位。しかもずれの大きな斜位が存在しました。

 

更に具体的に言えば、

 

目が外に大きくずれる外斜位。

 

左目が下にずれる右目上斜位が存在していました。

 

ところが多くの眼鏡店や眼科では、眼精疲労の主訴を訴えられても

斜位の測定をしていないお店やクリニックが多い為に、

そのずれや異常に気づけないのです。

 

だから僕は、斜位という言葉の意味や、そのリスク、更に近業作業(PCや読書等)との

相性の問題を警鐘を鳴らす意味も込めて、このblogでご案内し解説しています。

 

正しい知識を得た上で、始めて正しいご選択を頂けるのです。

何かのご縁でこのblogにいらした方も、

どうか、その現状をご理解頂き、

その上でご相談に行く眼科や眼鏡店を

慎重にお選びくださいね。

 

最終的には少しピントの調節を助ける凸レンズ、寄り眼を助けるプリズムベースイン、

更にカラー診断をした上で、適性なカラーレンズで眩しさに対してもアプローチしました。

 

この様に、

 

三つの対策を併せて初めてシナジーがあると僕は思っています。

つまり度無のブルーライトカットレンズの効果は皆無とは言いませんが、

焼け石に水である可能性が高いと僕は指摘しているという事です。

 

最後にいつものフレーズで締めたいと思います。

 

賢明なる顧客が健全な業界を育む。

 

今の日本の眼鏡業界は、不見識な消費者が

不健全なマーケットを構築しているとも言い換えられるのです。

 

そして不見識なと甚だ失礼な物言いですが、

この不見識な消費者を僕ら業界が育てたのだと過去の歴史に学び、

勿論僕らも反省するべきだと思うのです。

 

今の日本では目の不具合でお困りの方で、

屈折異常や斜位が原因だった場合に、

そのエキスパートに相談に行くことが知られていないだけでなく、

エキスパートそのものが育つカリキュラムも存在していないと

いうのが正直な日本の眼鏡業界の実情でしょう。

 

多くの生活者の皆さんの常識は、

眼鏡なんてどこで買ったって一緒でしょ?

とこれが多くの常識になっています。

僕はこの常識をひっくり返す必要性を感じています。

 

 

ただ、一つ思うのは、僕にしても僕の手に負えない

事例はいくらでもあります。別に僕が万能な訳ではなく、

僕は創業以来、斜視や斜位の矯正に特化してきただけの

話で、たまたま今回のお客様との相性が良かっただけのことです。

 

そんな僕はいつも気をつけている事は、

結論めいた事を言わないという事です。

 

知らない事は知らないといい、

自分ではあなたの問題を解決できないので、

その道のエキスパートに相談に行ったらどうだろうか?

 

と別の選択肢を提示出来る眼科なり、眼鏡屋が多数はになれば

国民の暮らしはもっともっと豊かになるのではないのだろうか?

 

と思うのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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