遠視の進行を放置した結末

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眼石祝応のBLOG

遠視の進行を放置した結末

2020/11/28

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は、74.8キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は369人。

体重もチャンネル登録者数も変わらず。

 

頑張るべ!!

 

あまり頑張っちゃいけないのが眼、

特に遠視気味の方が遠視を放置していると

すんげぇ~頑張るので、豆に度数調整が必要になります。

 

特に今回ご相談にいらした方は70代前半ですから、

第二次変動期に入っています。

一方老眼の進行という意味では今後はなだらからに変化し、

急激な変動は予想しにくいと考えます。

 

では実際に今使っている眼鏡は?

旧度 R 0.82 -0.92 91 2.31   1.00 1.50
L 0.99 -0.83 87 2.25   1.50

確かに遠くは良く見えますが、実際に測定してみると遠視が進行してしまい、

遠くが滲んで見えるという主訴です。では実際の本日測定した遠視の度数は?

両眼解放 R 2.25 -1.25 80   61.0 1.2 1.5
L 2.25 -1.50 75   1.5

 この様に左右の眼の遠視量が倍以上に増えています。

遠視が増えているのに、弱矯正のメガネを使っている場合には、

例え、遠近両用レンズを使っていたとしても手元が見えません。

むしろ、遠用の度数が分布しているエリアではなく、

中間気味の度数で見た方が見やすいなんて変な現象も生じてしまいます。

 

今回もそんな状態でした。

ここでちょっと解説しますね。

例えば、70歳の人が近くを見るのに、+2.50のプラス度数が必要だと仮定します。

今の眼鏡が分かりやすく+1.00の遠視の度数を入れて使っていたとすると、

それに対して老眼対策が施された眼鏡は+2.25の度数調整された眼鏡を今お使いですから、計算式は以下の通りです。

 

+1.00+(+2.25)=+3.25

 

になりますね。

 

ところが遠くの度数が僕が見れば+2.25が正しいのですから、

その場合には以下の計算式になります。

 

+2.25+(+2.50)=+4.50

 

となり、

+4.50あれば楽に手元が見えるのに、今回は

+3.25の度数にしかなっていません。

難しいですけどついて来れますか?

 

例えば

+3.25の度数という事は本来の遠くの度数+2.25に比較すれば、

+1.00しか足されていません。本来は+2.50欲しがっているのですから、

+1.50も老眼対策された度数が足りないのです。

 

この状態を放置していたから、

訳の分からない、手元用メガネを余計に作ったり、

メガネを用途別にいちいち掛け変えたりが忙しかったそうです。

 

今回も一本で全てが賄える訳ではありませんが、

室外と室内での二本使い、更に運転用の遠と中間距離に合わせたメガネと

三本ご注文頂きました。そしてルーペの様に使う単焦点は

必要であればどうぞと言いましたが、実際には室内PC用の眼鏡で

辞書までしっかり見えると言って頂けたので、そちらは不要になりました。

 

今回の様にしっかり視力測定をして、ご満足頂けるようにしたのですが、

先ほど述べたように第二次変動期、遠視は今後も増えていきますから、

いくら度数調整をしたとしても、今後も度数は変化していくことを

理解して欲しいなと思ったので、しっかり説明しました。

 

前回のメガネ屋さんに行ってから6年間放置したようですが、

その間に遠視は増えて、多少ですが老眼も進行しました。

その変化にはまるで対応出来ていませんでしたが、

また6年放置されてはたまりませんから、

 

どうか、定期的に眼鏡屋や眼科に掛かってみて貰って下さいね。

っとお伝えしました。皆様も40代に入ったらなんとなく

第二次変動期、近視や遠視の度数が変化しますよってことを

どうか頭の片隅にでも置いておいて頂ければ嬉しく思います。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

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