パーキンソン病と斜視Vol.2

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眼石祝応のBLOG

パーキンソン病と斜視Vol.2

2021/02/07

本日のblogの難易度【★★★★★】

今朝の体重は、75.6キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は477人。

体重は変化無、チャンネル登録者数は2人増。

 

さざ波の様な変化ですな。

 

さて、一カ月程前にパーキンソン病の方の目を

見させて頂く機会があり、それをblogに書いたところ、

そのblogをご覧になってご来店頂いた方が

ご予約の上で、ご来店頂きました。

 

70代男性で、体の動きがおかしいと感じ、神経内科等

数軒お医者様に掛かるが、そのどのお医者様も

パーキンソン病ではないと診断し、不定愁訴だと判断したそうです。

それでもおかしいとセカンドオピニオンを探してお医者様を周り、

15年程前にパーキンソン病の診断をうけて、

今現在薬を服用しているそうです。

そして診断後、13年経って複視を起こし、

視界のダブりを自覚するようになったそうです。

 

早速眼を見させて頂くと、

右目上斜視ですが、カバーテストでは左目だけが下に落ちているのが

安静位、右目は外には多少開くものの、大きな目の動きは捉えられませんでした。

 

利き目が右目、ただし本人のお言葉を鵜呑みにすれば、

気付くと右目が外に開いているという自覚があるそうです。

これは不思議ですが、交代制の斜視なのかもしれません。

 

僕はパーキンソン病に関する経験も知識も持ち合わせていなく、

三件の視力測定実績があるだけですが、

 

今回不思議に感じたのは、

何故、当初不具合を感じてから、

13年も経ってから複視になるのかな?

パーキンソン病の進行は非常にゆっくりしているのか、

それとも個体差があるのか、また最近は良い薬が

開発されて、進行を遅らせる事が出来るようになったのか、

疑問だらけですね。また上下に大きくずれる上下斜視でしたが、

この上下のずれは一体いつ始まったのか、

またパーキンソン病によるものだとすると、

この上下のずれは、一体体調に対してどんな様にマイナスに働くのか、

 

また僕は何も発表出来る段階にありません。

ですが、パーキンソン病を抜きにして

斜視の矯正として考えると、今回の三件の実例は

それ程難しい測定ではありませんでした。

 

つまり、パーキンソン病により、

斜視になった方に対して、

斜視を専門でやっている眼鏡屋であれば、

何らかのお力になれる可能性があるという事です。

 

ただし、今後の病状の悪化に伴い、

どの程度眼が変化していくのか、

その経過観察の蓄積も必要になりますから、

ある程度の手ごたえを僕自身が得るまでには

まだまだしばらく掛かりそうです。

 

せっかくご縁を頂いたのですから、

パーキンソン病と眼鏡屋の関りが今後どうなるのか、

本blogで逐一報告させて頂きたいと思います。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

 

 

 

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