偏光度付き遠近両用レンズのハウトゥー
2023/07/09
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眼石祝応の今朝のtweetVol-22
偏光度付き遠近両用レンズ:僕のお店ではTalex(タレックス)という偏光レンズを取り揃え、
特に夏はそのご要望がひっきりなしに来る。タレックスのマーケティングがお見事としか言いようがない。
999.9もそうだし売れている会社は広報にしっかり力を入れる共通点がある。
僕らが宣伝せずとも売れるのだ。
偏光レンズとは?と聞かれると僕はTwitterという媒体で説明する事に窮する。
詳細はyoutubeで解説しているから、そちらを観てねと逃げたく絶望しかけたので、
そのURLも貼っておく。
何しろ、主な用途としては
①羞明でお困りの方(眩しくて辛い人ね。)
②釣り用
③運転用
釣りで火がつき、運転用を開拓し、更に近年ではゴルフ用途にも一定の評価を頂いている。
ただし僕は用途限定でおススメするよりも、やはり不要な光をカットし
極上の見え心地で眩しさを軽減する本来のサングラスとしての使い方を推奨している。
だからニッチな用途限定の様な宣伝文句は使いたくない。
一つだけ言えるのは、タレックスの偏光レンズは万能ではなく、
状況によっては明らかに不向きな用途もある。
それは自分の体の軸がぶれる程に激しく動く状況だ。
例えば、スキー、スノボ、サーフィン、例えば、バイク、自転車。
更に言えば、野球に向いているかと言えば、それも違うと思う。
また釣りと言っても、いわゆる累進レンズといわれる遠近両用レンズでは
上流等で渓流に入っていくのは推奨しない。
それは足元の視界が不明瞭でおぼつかなくなってしまって転倒のリスクが増すからだ。
その場合には小玉と言われる近業作業用の老眼補正度数を180°逆転して上部にセットする事もある。
タレックスはPROショップ制をしき一定の基準を満たしたお店にしかレンズを卸さなくなった。
それはレンズの加工精度がお店によってはまちまちで偏光レンズの性能が
活かして貰えないと気付いたのが発端かもしれない。
一方、詳細なニーズや用途をヒアリングして、
それに合わせた提案力も求められるが、
そのご要望にお応え出来るというのもプロショップ制の利点だ。
ここから宣伝↓
関東では梅雨明けを思わせる程の夏真っ盛りですね、九
州を中心に長雨が続き大変な思いをしていらっしゃると思えば胸が痛みます。
それでも夏は来ます。上質なサングラスを使うと暮らしが激変しますよ。
当店では、KODAK,RARTS,TOKAI,HOYAと偏光レンズの比較が出来ます。
それぞれ性能が違うのです。
(以上Twitterより転載)
タレックス社から僕はレンズを仕立てる手間暇と技術の大切さを学んだ。
だからタレックス社には恩義を感じている。
だからと言っていという訳でもないが、
タレックスをおススメするときの言葉には熱を帯びる。
ただし、それ以降本当に多くのレンズメーカーが参戦し、
タレックス社に出来ない事を追求し、一定のマーケットを築いたレンズメーカーがある。
それが
KODAK
Parts
TOKAI
HOYA
それぞれ簡易に解説したい。
①KODAK:独自の技術で580nmの波長をストンとカットしコントラスを上げるネオコントラストと
偏光レンズのコラボが素晴らしい。メーカーは、コントラストを上げると解説しているが、
現場での意見では彩度が上がるというご意見も頂いている。
レンズカラーのバリエーションが少ないのが惜しい点。
②RARTS:新規参入の偏光レンズで、伊藤光学の偏光レンズ専用ブランド。
良くできているし、ナイロール構造のフレームにも対応する。色だしも素晴らしいし、
コーティング技術も最先端の組み合わせが選べる。傷持ちの良いレンズが希望で、
色がご自分のニーズに合えばおススメ。
③東海光学の偏光レンズ:濃い目の色が多いので羞明対策としては良いと思う。
またブルー系の色を取り揃えているのも特徴で、東海の底力を感じる。
④HOYA:独特の構造で、レンズが厚くならない構造的な利点がある。
ただし偏光度が弱いので、本格的にタレックス社と比較する土俵にないのが惜しい。
色のバリエーションは豊富で、気に入る色があれば良いと思うし、
度が強い人は薄さに感動するレベルだと思う。
なんて解説してみた。言い足りない事もきっとあるけど、
何しろ偏光レンズって納入に時間が掛かる場合が多いのね。
だから早めの手配を心掛けないと手元に届いた頃には、夏が終わっている…。
なんて事もあるから要注意。
ではまたお会いしましょう。