左右の目を視力を基準にして揃えると…

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眼石祝応のBLOG

左右の目を視力を基準にして揃えると…

2024/06/07

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【眼積祝応の今朝のtweet Vol-59】

今日のポストです。

 

左右の目を視力を基準にして揃えると…:うちのお客様から言われるクレームで

一、二を争うくらいに多いクレームが、左右の視力差についてなのです。

 

右眼の方が左に比べて視力が出ていない。

これは度が合っていない、検査が失敗しているのでは?

場合によっては作り変えて欲しいと言われる事もある。

 

そんな時に僕は、先ずはお客様のご主張を聞いた上で

再検査をしてみる。それでも同じ結果になる事が多い。

 

よくあるパターンでは、そもそも左右の目に

一番視力が出る度数をセットした時に左右差がある方、

 

例えば

 

右眼が0.8

左眼が1.2

 

とか、そもそも矯正視力に左右差があるケースが多いのだ。

 

一番度を強くいれても、左右に視力差が出てしまう、

これはレアケースとは言えず、お店では頻発している。

 

こんな時、お客様思考では、

 

弱い方の目の度数を強めれば視力が上がるから強めて欲しいと思うらしい。

ところが、真に受けて今の度数より

更に度を強めた眼鏡を作っても視力は上がらない。

 

視力の決定要因としては様々だが

一番視力が出るのは焦点が網膜上にぴったり合った時だ。

 

裸眼状態で網膜の手前で像を結べば近視。

網膜の後ろに突き抜けていれば遠視と類別する。

 

この焦点の位置を時に凹レンズ、時に凸レンズを用い眼鏡で調節する。

像が眼球の中を前後していると想像して欲しい。

 

例えば近視を完全に矯正すれば、

それ以降は像は網膜を通り抜けて遠視化するのだ。

 

近視を強めれば遠視化し、

それは時に視力が出難くなる事を意味している。

では、視力が出すぎている反対の目をの度数を

弱めてみればどうなるのだろう?

 

それは下の図を見て欲しい。

 

青い矢印で富士山を見ている。

その時に左右に視力差がある場合に片目だけ弱くすれば視力差は整う、

でもその状態で近くのリンゴを見ようとした時に

弱めた右目は弱めていない左目と同じ量だけピントの調節を入れる。

 

すると左右の目は同じ明視域に配置されず、ずれが生じてしまうのだ。

これを専門用語で調節バランスのずれという。

 

僕らはプロの端くれとして、この遠方での視力差を重視して、

手元の見え心地が落ちてしまう事を嫌う。

 

そもそも人の目の構造として右目を弱めに

ピント調節をして左目をしっかり力を入れるなんて

構造的にできなくなっている。

 

片目に力を入れたら両目共に同じ力が加わる為に、

こういったずれが生ずる。(以上Xより転載終わり)

 

正しい知識を得た上で、正しいジャッジが出来る。

今多くの人は、どこから、僕の言う正しい知識を得られるのだろう?

 

眼科医は目や疾病の専門家であり、

多くの眼科医はメガネの専門家とはなり得ない。

 

一方、眼鏡業界だって、八割の国民は大手の安売り店で作っていると言われている。

眼鏡業界の困った時の拠り所として機能される筈の

僕らの様な中小零細眼鏡店は、

既に多くの国民からオワコンだと結論づけられている。

 

つまり誰も正しい知識を得ていない事を僕は示唆している。

 

少なくとも正しい知識を得られるツールなのか、ポータルサイトなのか、

そんなサービスが必要だと僕は思っている。

いつか僕は本を作りたいと思っているが、

それこそ本を読んでくれる層ってどれ位いるの?って疑問も感じる。

 

何しろ今の僕には力が無くて改革の旗も触れず、メスを入れる事も出来ない。

今回の眼鏡作製技能士制度施行開始は、一つの契機になれると思うが、

先ずはその資格制度、技能検定制度が始まった事を

僕ら小さな業界は告知する事すら出来ていないのだ。

 

先日ちらっと出演させて頂いたあさイチで、

瞬間でも眼鏡作製技能士の伊藤次郎さんと紹介された事は、

業界にとっても素晴らしい事だと思うが、

まだ足りない。もっと僕らは力を合わせて

広報活動に尽力する必要があると思うのだ。

 

少なくとも今日一番言いたかった事は、

左右の視力差にとらわれる人が多い事を考慮しても、

皆さんが視力に固執していると感じる。

片目を隠して交互に視力差が無いかな?

なんてやる行為に意味が無いとは言わないが、

それよりもっと大事な事があって

僕らは考えて眼鏡の度数を決定しているのですよと言いたい。

 

それではまたこちらでお会いしましょう。

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