脳の異常で斜視になる
2024/06/11
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【眼積祝応の今朝のtweet Vol-61】
今朝のポストです。
脳の異常で斜視になる：昨年いらした一見様(50代後半 男性）は、
内斜視で地下鉄の運転手をする事があるが、
当時は運行管理の担当だった方で運転はあまりしないお方でした。
一年半ぶりにご来店頂くと、また運転手に配置換えがあったそうで、
度もずれた気がするので検査して欲しいとのご要望でした。
早速、目をチェックしてみると両目共に、近視だった目が、右目は遠視化し、
左目は近視が無くなり乱視だけの状態に大きく変化していました。
一年半でこんなに大きく変化するのは珍しいのですよと伝えると、
実はここ一年で三回脳の手術をしたというのです。（最初に言ってよ
）
どういう事？と聞くと前回来店時に僕が内斜視である事は、
人として大きな生理的矛盾が生じていて本来人の目は外に開くのが自然です。
ですが脳に何かの問題を抱えた時に目が内側に入る事がままあります。
本来は眼鏡屋に来る前に脳神経外科でMRIを撮り
問題が無ければ眼鏡で矯正が本来の手順だと伝えました。
その僕の言葉を信じて下さって脳神経外科に行ったところ、
五か所の脳動脈瘤が見つかりカテーテルも含めて三回手術をしたそうです。
結果として斜視が無くなり正位や外斜位に戻るのが最高のシナリオですが
斜視角はほぼ変わらず誤差の程度、でも近視の度数が大幅に変わってしまい、
これに僕は驚きました。
ではプラスの効果は？実は目の奥から目を押し出す様に圧迫されている感覚があったが、
それが綺麗になくなったそうです。多少順番が前後しましたが、
本来はある日を境に対象物がダブって見えるが始まった時は、
先ずは眼科目には異常が無いと言えば脳神経外科。
一つずつ原因を探り潰していくステップが重要です。
今回は眼鏡屋にいらしてから脳神経外科受診を紹介しましたが、
今後はこの呟きをご覧になった場合には何しろダブりを自覚しようともしまいとも、
見え具合に不安や不満を感じたら先ずは眼科に相談に行くことを推奨します。
僕らでは視力低下の原因が特定できず病気の発見が遅れる可能性があるからです。
（以上Xより転載終わり）
眼科と連携して国民の暮らしを守る。眼鏡屋ごときが国民の暮らしを守るとは
大言壮語もいい加減にしろって思いますか？皆様が何を感じても自由です。
ですが、僕は眼鏡を変えれば国が変わるって言い続けていますから。
だから本気でそう思っているのです。
今回僕らは眼鏡作製技能士という国家資格であり技能検定制度を得ることに成功しました。
そこでは眼科医と眼鏡屋は手を携え連携すると明記されています。
では現行の制度下で問題は無いのか？と言われれば勿論あると僕は思っています。
それでも誰もが不可能だと思えた制度を現実化した事は一定の評価をするべきだと思っています。
問題とは？
それは今回の制度、「だけ」では本当の意味でのプロフェッショナルが育成出来ないという事です。
少なくとも一級眼鏡作製技能士であれば5年間の実務経験は必要ですから、
少しかじったアルバイトさんとは明確な差別化は出来るでしょう。
でも、今回の技能検定制度を受かったとしても、
それは自動車を運転しても良いよというお墨付きに過ぎないと
僕の組合の先輩は言っていました。僕もそう思っています。
自動車教習所を経て、免許を取得した人とＦ－１ドライバーを比較して
優劣を論ずる人がいますか？勿論いませんね。それと同じ事です。
眼鏡業界にも先駆者と言われる方や、達人と言われる方は沢山いらっしゃいます。
ですが、この技能検定制度を合格した人が、そういった人達と知識技術レベルが同一か？
勿論違うのです。若葉マークとライセンスを持ったレーサーを比較する様な物です。
ただし、現時点では有資格者の多くは僕から見ても優秀な方が多いと思います。
っというのも、大手の安売り店で働く方々も受験していますが、
まだ合格者は少数と言えるレベルだからです。
今後は社内カリキュラムを構築して、試験対策を大手もしてくることでしょう。
その後安売り店でも最低、一店舗あたり一人程度は
眼鏡作製技能士が配置されると僕は予想します。
そうなるとその資格制度はただの運転免許になる訳です。
今後は、この次のステップとして日本メガネ協会としても
プライム会員という制度まで用意しています。
やる気のある人、学ぶ意欲の高い人には、更に試験を用意し、
合格者にプライム会員という称号を与える制度です。
僕もこの間一つ試験を受けてみましたが、
一つの試験はクリアしました。
プライム会員を名乗る為には、あと複数回受験する必要がある様です。
何しろおぎゃあと産声を挙げた技能検定制度、
どうか皆様温かく見守って頂きたいと切に願います。
それではまたこちらでお会いしましょう。