視力が出ないと言うけれど…

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眼石祝応のBLOG

視力が出ないと言うけれど…

2024/07/01

本日のblogの難易度【★★】

今朝の体重は81.3キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は2068人。

 

【眼積祝応の今朝のtweet Vol-66】

最近のポストです。

視力が出ないというけれど:本日お受け取りにいらした方は、免許の更新があるので、

大手量販店で運転用の眼鏡を作りたいと相談に行き、結果0.4が限界です。

と言われ、更新出来ないと絶望し、困ってしまったという方でした。



確かに今まで作っていた眼鏡の視力を測定すると0.5でした。

この0.4と0.5は誤差の範囲だと思いますが、

実際に僕が測定すると1.2まで視力は出せた。



本日受け取り時は1.0、

これも誤差の範囲だろう。

従って一週間後に更新らしいのだが、問題なく通るだろう。



では何故視力が出難かったのだろうか?年齢は65歳、両目共に緑内障を患い、

両目共に上半分程視野が欠けている。

幸いにも中心部の視野は残っているが、確かに視力は出難かった。



それでも、それ程変わった事もせず(いつもの様にプリズムは組み込んではいるが)

いつも通りのルーチンで検査をすれば1.2まで視力が出たのだ。



では何でこんな事が起こるのだろうか?

それ程までに僕と大手量販店の社員さんに

技量の差があるのだろうか?僕はそこに不思議を感じる。



技量の差何てあるのかな?が正直な感想、

でも実際に結果としてこうなったという事は…。



自分自身に変な自信を持ちたくない僕は、何故?を突き詰めたくなる。

敢えて言うのなら技術の差ではなく、経験値かもしれない。



小さなお店をずっと僕一人で検査していれば、経験値のたまるスピードも、

大型店の何十人もいる社員さんの中の一人では溜まり方が違う。



これはその通りだと思う。更に言えば、視力測定検査に掛けられる時間の長短でも、

出せる視力も変わってくると思う。

 

いくら混雑しても、キャパを超えたお客様には日を改めて頂く僕のスタイルは、

時間を好きなだけではないにしても、僕の必要とする時間は取れるので、

検査時間というのも今回は大事だった気がする。



これをご覧になった皆様も、

 

プライスショップで駄目だった、

 

大手量販店でも駄目だった。

そんな時、町にある小さな眼鏡屋さんが大きな力になってくれる可能性があって、

経験豊富な眼鏡士が手間暇掛けて作ってくれる眼鏡なら可能性あるかもね、

だから困った時は頼ってみて下さいって言いたかったのさ。(以上Xより転載終わり)



今回の事例で一番驚いたのは僕で、僕と大手量販店の店員さんで、

そんな違うか?って言いたかった。



でもね、僕も視力測定検査をしていて、いつも思うのは、検査の途中で色々な答えが出るのね、

A案から、それこそ一番多ければZ案まであるかもね、

くらいに迷いに迷う事も年に1回くらいはある。



その中のどれかが最適解かしら?

と惑う時があるのです。



A~Zって聞くと驚くと思うけど、それ程人の目は複雑で、人の目を見るって事は、

人の心や体の連携、更に言えば脳との連携、もっと言えば、その方の癖、暮らしぶり。



それらを網羅して全てに頭に入れて僕らは度数を決定するべきで、

決して目「だけ」を見て答えを決めちゃいけないと僕は思ってる。



勿論、この考え方には異論があるから、

鵜呑みにはしないで欲しい。

でも少なくとも僕はそうなんだ。



本当はその方の職場と自宅に一日張り付きたい位。

そうやって暮らしぶりが透けて見えてきて初めて、

僕はやっと眼鏡作りに取り組める。



僕はお客様の「普通でいいよ。」という答えに戦々恐々とする。

この答えの意味する事は僕の今までの経験を踏まえて、

こんな見え方が好みだし、普段の暮らしはこんな感じ。

だから僕の普通を再現してよ。って言われているわけよ。



そんなん知らんわい!


ってちゃぶ台をひっくり返したくなるのをぐっと堪えて、

「お客様の普通って何なんでしょうね?」と優しく問いかけるのが今の僕。



でもお客様がこんな風に考えている可能性も高い。

(別に変わった事がしたいんじゃない。

ただ世間の平均的な度数や視力設定に合わせたいだけなんだ。)



仮にこう思っていたとして、平均値の眼鏡を作れば満足すると思いますか?

満足する場合も勿論あります。でも多くのケースでその眼鏡は顧客満足を獲得できません。



そもそも僕のお店の平均的な度数設定をお客様はご存知ないし、

僕は日本全国のお店の平均的な度数設定も知らない。



それなのにお客様は、

極端ではなく真ん中を求める言葉、

それが普通でいいよなのだ。



ところが、今まで使っていた眼鏡を視力測定すると0.3しか出ておらず、

こういった方に1.5の最高視力をださずに、遠慮して1.0の眼鏡を提案したとする。

すると、「え!こんな強いの掛けられない。くらくらするよ。」となる場合もあるのです。



何となく眼鏡屋に日常というか、普通で良いよの恐怖を分かって頂けただろうか?

顧客がたとえ平均的な度数設定を望んでいたとしても、あくまでも基準は過去の自分。

だから過去の眼鏡に対して足すんですか、引くんですかと考える必要があると思うのだ。



それではまたこちらでお会いしましょう。

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