皆さんは自分でレンズの設計を選べますか?~その5~
2016/11/22
結構読むほうも大変ですね。今日で5回目の設計編、今日は頑張って一眼レフを駆使して
格好よくレンズの歪みを説明しようとトライしたんですけど、何とも自分の思ったような
写真が取れない。それなので、あくまでも下手くそな素人が素人なりにガンバって撮った
写真として温かい目でみてください。
では実際にその写真「様」をみてみましょう。球面レンズも非球面レンズの
写真の右上がレンズの中心になっています。
これが球面レンズのぼけ方見本なのですが、下や左に行くとレンズの端に行き、像は歪み、
ぼけます。上の楕円のエリアと下の楕円のエリアを比較すると一目瞭然、下の方がぼけていますよね。
では今度は非球面レンズのチェックです。
残念ながら一目瞭然じゃないのですが、この非球面の方が
下の楕円のエリアに行っても滲みが少ないですよね。また比較的端に行っても線がそれ程薄まりません。
この様に光学的に優れている事は間違いのない事なのですが、
優れたレンズに掛け替えしたとしても見え心地が明らかに良いと感じるかどうかは
別問題だという事です。
この様に今まで説明してきましたが、いかがですか?
設計を変えるという事は安易に考えない方が良いし、ある意味掛け替え当初の
慣れ戻しという期間は覚悟して使うべきだと僕は思うのです。
ですから自分の今掛けている眼鏡の設計はご自分で分かっているに越した事はないのですね。
勿論、そのレンズに何を使ったかをしっかり把握されている眼鏡屋さんをひいきにしていれば、
例えチェーン店だったとしても、そのデーターは管理している筈なので、問題無いと思うのです。
でも、眼鏡を好きになればなる程に一つのお店で全てを済ます事が苦痛になる方が多い様です。
今回は、あの店でAというブランドを、次にはあちらのお店でBというブランドを、この様に
お店を使い分けする方も実は数多くいらっしゃいます。
皆さんはいかがですか?もしも自分が一つのお店で満足できない人なのだと
把握していれば、レンズにどんな設計を使っているかは、自分で管理しておかないと
別のお店ではこのレンズが非球面か球面かどうかは、正確には判断できないのですから
どうかしっかり管理をしておいて欲しいと僕は思うのです。
何故判断がつかないのでしょう?それは今回は丸い生地全体を使ったので、カーブが変化している
かどうかはカーブ計さえあれば判別しやすいのですが、まずお店にカーブ計が無いお店も
結構ありますし、あったとしてもその判別は難しいのです。
例えば
S-2.50 という度数で非球面設計でも3カーブのメーカーもあれば2カーブのメーカーもあるのです。
その為、ベースカーブだけではそれが非球面かどうかの判断がつかないのだと理解してくださいね。
また度が強くなれば球面設計でも1カーブの度数があるのです。
ではやはり長編になったレンズの設計選び編ですが、こんな感じです。
まだ言い足りない事がある様な気もしますので、気が向いたらまた、補足するかもしれませんので
乞うご期待(‘◇’)ゞなのです。
では僕はこれから大阪に向かいます。また明日!!!
opteria Glassias
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