やせ我慢にも程がある。
2016/12/17
今日いらした方は、57才 事務職の方で遠視の屈折異常を持つ方でした。
近くを見る事が主の業務なのに、遠近両用も近用単焦点レンズで手元用も
もっていない方でした。こういった方は別に珍しくもないのですが、でも僕はいつも不思議に思います。
だから僕は
「どうして老眼になっているのに、その対策をしないのですか?」
と訊きます。すると皆さんこんな感じで答えられます。
「いや、まだいけると思ってさ、ギリギリまで我慢した方が老眼が進行しないかと思って。」
言い回しに差はされど、大概こんな内容の説明をされます。僕は、我慢は否定しません。
ただし、それが仕事の質、ひいて言えば生活の質まで落としていなければという前提条件付きです。
例えば、30分おきに目薬を差す、頭痛が酷い、肩こりが酷い。良く見えないから、頻繁に眼鏡を
外してみてる。不自然な姿勢で作業をしている。
これらはぼくに言わせればロスで、僕がこの会社の経営者だったら、そんな作業の質が落ちるような
事をしている従業員には、
「(福利厚生で経費で落とすから)眼鏡を作ってみたらどうですか?」
と促すと思う。でも今の現場ではそれを放置している方々が圧倒的多数だと思うんです。
それは上司もやせ我慢しているからに他なりません。
以前に僕はPC作業が頻繁で、グラフィックをやらずに文字/数字を打ち込んでいる事が多い
ケースではレンズに染色してください。その方が楽ですよ~。とご案内しましたが、
一方それを作る前にこんな確認も欠かさずしています。
「色を入れた方が楽なのは間違いないのですが、会社の規定に引っかかりませんか?
せっかく作ったのに上司に叱られて作り直しじゃ悲しいじゃないですか?」
と聞いてみると意外な程に会社で仕事中に色眼鏡で仕事とはたるんでる。
こういった会社の方針である事が多くありました。ですから色は入れたいのですけど、
入れられません。こんな答えが多かったのです。
これと似た状況が遠近両用でも起こっています。
誰もが老眼は我慢が美徳。こんな常識に囚われている方や会社が多数なのです。
ただ、常識だから正しいとは言い切れないのは皆さんご存じの通りです。
STAP細胞だって、結局海外の研究機関が成功した何てニュースが報じられていますし、
あの小保方晴子さんの研究を邪魔したのは、その莫大な利権を得る為に、妨害工策として
メディアを利用した何て説もあります。
まさか、遠近両用が普及すれば日本の国力が増すから、あればダメなレンズだって事に
しとけ、何て工作はあり得ないと思いますが、遠近を使う=恰好悪い、若しくは
老いを認めたくない。そんな消費者心理が確実に存在しているようです。
でも僕は今流通している眼鏡のレベルが全国的に上がれば日本が変わると信じていますから、
その改革の一つとして遠近両用レンズをもっともっと普及させたいと思っているのです。
少なくとも今の時代で、そしてうちのお店では最小年齢では4歳から遠近両用を使い、
10代では当たり前のように遠近両用で眼鏡をお作りしている事実をどうか皆さん
ご理解頂きたいと思います。老いたから遠近では、遅いのです。
そして僕らは眼鏡をつうじて予防医療の見地から、社会に貢献できると僕は思うのです。
その為の一つが遠近両用であり、老眼対策用や近業作業用に焦点距離を調整された眼鏡で
あるという事が今日の僕の一番言いたい事なのです。
皆さんもやせ我慢をしてるとしたら、それで損していますよ~。と言っている
吉祥寺の眼鏡屋のおじさんが居る。それくらいは覚えておいてくださいね。
ではまた明日。
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