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眼石祝応のBLOG

レンズの視界が気になる方へ。

2017/09/21

今晩は、昨日は山梨のいつも行く温泉宿にフードファイトしに行ってきたんですが、

結果は、夕飯で燃え尽き今朝のご飯はヨーグルトと目玉焼きのみと惨敗に終わってしまった

次郎さんですが皆さんいかがお過ごしですか?

 

ここ数日僕の頭の中は整理がつかず、ぐるぐると堂々巡りをしている感覚です。

良い眼鏡とは?実はその答えは僕にあります。

 

眼鏡作りの肝はバランス感覚、少なくとも僕は何かに偏りなく、眼鏡にかんするすべてに

エキスパートになりたいと思っています。そこだけはぶれないつもりです。

 

機能的な眼鏡を作るということに意識が行き過ぎて、ファッション提案ができない眼鏡屋には

なりたくないと思っているのです。また手間暇かけて作ったはいいが一日に1本しか作れない眼鏡、

結果としてグラシアスで1本眼鏡を作ると最低30万円する。そういったお店もきっとあるのでしょうけど、

僕の目指すところはそこじゃないのです。

 

お金持ちじゃなければ健康になれない。そんな世界はまっぴらごめんだという事なのです。

 

ですから、僕は手間暇惜しまず検査しますが、無駄だと思った検査項目は今後は

省いていくつもりです。でも今はその段階ではありません。僕はいま様々な検査法の

傾向をつかみ、各検査法の特性を自身で把握することに重きをおいています。

 

そのうえで無用ではないにしても、その検査を省ければ、検査時間は短縮し、

結果として一日5本が限界な今のグラシアスの店舗業態ですが、それが6本にでも

7本にでもできないか模索しているのです。

 

僕はいつかプリズム処方なんてどこのお店でもできる世界を夢見ています。

特殊な技術と才能がなければ度数が決定できないような難解な検査理論では

きっと普及は難しい事でしょう。だから僕は極力シンプルな形態を目指しているのです。

 

ではバランスを重視している今の僕が例えばレンズを枠に入れ込む

加工という作業にはどんな拘りがあるのでしょう?

 

僕は歪みというレンズの皺を極力取り除くことを目標としています。

この歪みという奴は、通常レンズを覗いても余程ひどくないと

目視出来ません。ですから消費者の多くはこれを知らないでしょう。

でも原因がわからないけど、見え心地が悪いなんて時にはこの歪みが悪戯していることが多いのです。

 

以前にこれは伝聞で聞いただけで本当かどうかは分からないのですが、昭和天皇に献上する眼鏡には

このレンズの皺ともいえる歪みが一か所でも入っていると検品時にはねられて再作成を

命じられたそうです。僕はその陛下に献上をするクオリティーをグラシアスのお客様全てに

提供したいと思っているのです。ところが実際はそんなに簡単ではありません。

 

実は、歪むことを多少覚悟して作らなくてはいけない形状や構造もあることも事実で、

僕は100%のフレームに歪みなし加工が施せているわけでもないのが現実です。

それでも少しでもフレームとレンズの形状とサイズを一致させたいと思って日々

手で調整して削っていきます。最終的にほんの数ミクロン、ほんの薄皮一枚剥ぐか

剥がないかを精度として求められます。

 

そしてその精度は現状の一番最高性能の加工機械でも実現できず、未だに

人の手の方が優れていると僕は思っています。

 

是非皆さんもこの世界へご案内して差し上げたいと思います。

 

前回と同じお店で、同じ度数で、同じレンズのグレードなのに、見え心地が納得できない、

新しいフレームを通してみると視界が歪んで見える。こんな時は是非ご相談くださいませ。

 

手摺りでレンズを削る加工もコンディション次第では承ります。

 

費用は掛かる手間を見てお見積りしますが、過去の実績で言えば

 

一組¥1.620~¥3.240 程度でした。

 

この程度で見え心地が変わるのならばそこまで出費としては痛くないかもしれませんね。

ところが、これだけでは改善しない場合もあります。

 

明日はそんな視軸と光学中心のずれに関してご説明したいと思います。

 

ではまた明日。

 

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