昨日は、牛めしの松屋さんに行って僕のソウルフード、

 

牛焼肉定食を食べてきました。僕は正直、これだけを毎日与えられても

何もブーイングは出ずにモクモクとかつ感慨深げにこのカリカリベーコンの様な

薄いお肉に舌鼓をうつことでしょう。今では寄る年波に勝てずに行っても月に１回くらいの

頻度になってしまったので、たまに食べる松屋さんの牛焼肉定食は格別です。

 

と僕の元お世話になった会社の定番メニューを食べてつい嬉しくなってblogネタに

してしまう次郎さんですが、皆さんいかがお過ごしですか？

 

今日は朝一番から、

 

「今度、二種免を受けたいんだけど、スマフォのアプリで立体視の検査をしてみると

スコアがボロボロだったので、心配になって見てもらいたいのですが…。」

 

というご相談内容でした。実際に今使っている眼鏡を見させて頂くと

両眼視力には問題なく

 

1.5の視力が出ていましたが、片目になった途端に視力が低下します。

 

右眼が0.8　左眼が0.6

 

それは上記の様な具合でした。こういったケースでは、両眼では視力出ているから問題ないね。

と結論づけがちですが、それではと実際に立体視の検査をする機械で

その誤差をチェックしてみると

 

前後に１．５㎝程、何回やってもずれてしまいます。因みに前後に２㎝以内で

合格ですから、このお方はおそらく合格します。

 

では試験頑張って下さいねとお帰り頂くのかと思いきや、

一応検査してみる事になりました。すると両眼視機能検査をしてみると

 

意外と斜位の量が多い事。

 

輻輳テスト（寄り眼のテスト）をしてみると右目の寄りが明らかに

安定しない事。

 

更にご本人の自覚でも普段は左眼ばかり使っている感覚で、右目の視界が

たまに入ってくると混乱すると仰います。

 

ここまで来ると、もうお帰り下さいと安易に言えなくなってきます。

また左右の視力差の原因は乱視の弱矯正でした。この乱視の弱矯正も

立体視を阻害すると母校のレポートで拝見しました。

 

んでもって結局僕のだした答えは、

 

乱視をしっかり矯正し、

 

輻輳の甘い右目中心のプリズム処方。

 

この二点が改善案でした。

 

その後もう一回立体視の検査をしてみると

 

二回やっても二回ともピタッとずれがゼロ、三本の棒が横に並んでいる

位置で止まっているのです。

 

では両眼視力が劇的に改善しているのでしょうか？

 

測定してみると1.5、2.0まで視力が上がった訳でも無いようです。

 

ただし片目で見た時の視力が劇的に改善しました。

 

右眼が1.5

 

左眼が1.2

 

これがピタッと左右が揃えば尚良いのですが、

今回は左眼が視力が出にくい状態でした。

 

え？そんなら右眼の度数を弱くしたら視力が揃うんじゃないの？

 

よくぞ訊いてくれました。確かに一段近視の度数を弱くしたり、乱視の度数を

弱くすれば近視の度数は揃います。でも立体視の精度は落ちてしまう事が多い

事を誰より皆さんが知って頂きたいなと思って今日記事にしました。

 

視力が揃っている眼鏡＝良いメガネ

 

これが今の常識だとするのならば、僕はこれは違うよとダメ出しします。

 

視力を無視してもいけないけど、視力だけに囚われてしまってはいけない事も

ある事をこの場を借りてご報告させて頂きます。

 

視力は眼の機能のほんの一部に過ぎないのに、それにこだわり過ぎて

眼の機能が損なわれてしまっては元も子もないのです。

 

え！？自分はちゃんと物を立体的に見えているのかな？と感じた方は

ご予約の上で、ご相談下さいませ。ひ～ひ～いうくらい検査されますけどね。

 

ご予約ページのリンクです。

 

ではまた明日。