近視から遠視へ。
2018/09/10
時代が大きく移り変わる時、平成も終わり、次の元号がなんなのかも
分かりませんが、また一つの区切りが始まります。
平成を象徴するのは、少なくとも日本ではバブルの崩壊であり、
それに続く景気後退局面が延々と続く時代。
それが平成だった気がします。
また、阪神大震災が平成7年、それからは、節目節目で
大きな災害の続く時代だった気もします。
まだ総括には早いですし、直近の西日本集中豪雨、台風21号、
そして北海道の震度7、また傷も癒えずに、台風22号は不気味に
南方で成長を続けています。今のところの進路は日本は直撃しないようですが、
これも予断を許さない状況で、しっかり観察し、場合によっては
備える必要もありますね。
そんな移り変わりの激しい激動の時代が平成でしたが、
実は人の眼も一生という単位で観察すれば
大きく変動します。
先ずは
生後から20歳までの変動期、
そして
20歳から40~46歳(諸説あり。)の安定期。
そして40代中盤以降の変動期、
変動期➾安定期➾変動期。
この様に一生涯掛けて人の眼は変化します。
近視であれば、最初の変動期で進行し、強度化していきます。
安定期ではそれが維持されます。
二回目の変動期では、今度は近視が弱度方向に変動するのです。
従ってこの段階では裸眼視力が改善されます。
元々弱度の近視の方は、それが正視になり、次は遠視化します。
本日いらしたお客様も67歳で二回目の変動期真っ只中、
元々は近視だったのですが、およそ3~4年前に他店で作った
遠用眼鏡は近視の眼鏡でしたが、今日検査すると弱度の遠視でした。
この様に変動期に入ってしまうと安定期の様に、
10年同じ度数なんて事はまずありえないと理解してくださいね。
まとめると
近視の方は、増えて、安定して、減って。
遠視の方は、減って、安定して、増えて。
では正視の方は?
元々正視の方って、殆どいらっしゃらないので、この場合は、
産まれたては、弱い遠視、それが減って正視になるというパターンです。
つまり、
正視の方は(遠視が)減って、安定して、(遠視が)増えて。
という大きなヴァイオリズムがあるとご理解下さいね。
これに更に老眼も入ってきますから、正視/遠視系の方は、
老眼が始まる時期(多くのケースで40代前半)は要注意です。
また近視系の方も、ここ10年安定していたから、
これからも安定しているとは、少なくとも二回目の変動期に
入ってからは気安く言えないのだと知る必要があります。
僕ら眼鏡屋はそんなこと、常識かもしれませんが、
肝心のお客様にその知識が無ければ、近視や遠視が変動しても
放置されてしまうなんて事がありうるのです。
やはり、消費者の方に正しい知識を知って頂く必要があるのです。
ここで何度も使うフレーズを
健全な業界は賢明なる消費者に育まれるのです。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
opteria Glassias
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