解釈の余地。
2018/10/14
今日いらしたお客様は20代後半、グラシアスのHPの
PRICEというページを見て、単価の幅に驚き、それでも
予算以内でも買えそうだなとご来店頂きました。
今までの眼鏡の度数を拝見すると両目共に乱視の矯正が入っていない
眼鏡をお使いでした。よくこの乱視があるのに乱視が入っていないと間違いなのか?
それともこの程度は入れなくても良いのか?
とお問い合わせ頂くことがあります。少なくとも僕は弱い乱視でも
もしも存在するのなら一番弱い度数(C-0.25)という度数でも
それが視力に悪影響を与えると測定結果が出れば、
お作りする眼鏡に入れて作成致します。
僕は良くないな~と思うのは、他店で作った眼鏡を否定して
自分の方が優れていると主張する眼鏡屋さんなり、眼科医さんの
お言葉で、この水掛け論の様な自分が正しい合戦は消費者にとっては
迷惑であり、混乱そのものとも言えます。
だってね、あっちで言われたこととこっちで言われたことが
まるで違うこと言われたら誰だって頭はパニックになるでしょう。
でも、検査理論や検査スキルや経験値、これらに差異があれば
違った回答を導くなんて僕に言わせれば当たり前のことで、
一概にキャリアが有るから、正しいとか時間を掛けたから
より正解に導かれやすいとか言いにくい世界なんです、検査って。
皆さんは経験豊富な眼鏡屋さんが集まって一人の人を検査すれば
同じ答えになるって思っていらっしゃることでしょう。
まるで枡の容積を計るように、多少の測定誤差はあっても縦×横×奥行で
答えはそれ程差異なく答えが出ると考えていらっしゃると思います。
でも僕が主催する検査の勉強会では、一人の被検者を決めて
よってたかって検査をします。全ての検査が終わり、
せいので答え合わせをすると同じ答えになったことがありません。
それくらい、解釈の余地のあることであると僕は検査に関しては
強く思います。その答えが千差万別であるという事実を知ってから
僕は人の測定結果を否定なんて一切できなくなりました。
ですから皆さんも、自分の眼は今まで乱視なんて無かったから、
これからも無いだろう。とかずっと近視だったから遠視になるなんて
ないだろう。とか決めつけず、度数は一生のバイオリズムでも
一日のバイオリズムでも常に揺れ動き、定点に留まっていないのだと
理解するべきだと感じます。
更に先ほど申し上げた通り、検査理論や検査スキルや経験値でも
答えは変わってしまうのですから、絶対的な答えなんて存在しない、
僕はそう考える方が自然だと感じます。
更に人と人が触れ合う場がお店ですから、相性ってものもあるでしょう。
この人高飛車だな~と捉えるか、フレンドリーだなと捉えるか、
その感じ方も人それぞれだと思いますから、是非皆さんも
ご自分に合う眼鏡屋さんを探してみてくださいね。
MORE~快適眼鏡研究会~
こんな会は良い眼鏡とは?と常に自分に問いかけて
日々研鑽している眼鏡屋さんの集団です。
是非お近くのMOREのお店にご相談に行ってみてくださいね。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
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