間歇性の外斜視。
2018/10/15
今日いらしたお客様は、16歳の時に間歇性の外斜視ですが、
手術はお薦めされなかった方でした。
そしてそのまま40代前半まで時が流れ、グラシアスのホームページに
たどり着き、眼鏡をお作りさせて頂く運びとなりました。
以上。
…
…
終わりかよ!っていう突っ込み待ちのお時間を頂きましたが、
ご容赦ください。
実際に眼を見させて頂くと眼は内側に入ったり、出てしまったりを
せわしなく繰り返していらっしゃる方でした。
斜視量は
遠くを見る時に60△(プリズム)
近くを見る時は50△(プリズム)
ちょっと難しいのですが調節性輻輳量がふんだんにある方でした。
こういった事例ではプリズムを斜視量が多いわりに少なめで済むケースが
多いのですが、今回もそうでした。
右目に10△
左目に7△
入れた状態で最高視力が出ます。
このお方は自分で意識的に両目で捉えた画像を一つにすることと
分離することがコントロールできるお方でしたが、
本人のお言葉を借りても、実際の検査結果でも
両眼視しようとして、多少寄り眼させて対象物を
一つに重ね合わせてみようとすると遠くが少し見えにくくなっていました。
これが嫌で遠くを見る時は、両目で見ることを止めて
片目で車の運転をしていたそうです。
ですが、片目で運転してしまっては視野は狭くなり、
遠近感やスピード感の精度は下がり(遠近感やスピード感は
精度が低い状態であれば、片目でも維持される。)
運転に支障をきたすこともあるでしょう。
どうすれば良いのでしょう?
寄り眼で見ても遠くが良く見える眼鏡があれば良いのですよね?
これは実にシンプルですが、近視の絶対量は黒目の位置で変化します。
この変化の割合は個人差があります。
今回は比較的変化しやすい眼だったのです。
ですから、先ずはプリズムを両目で17△入れた状態で
遠くが一番見える(視力の出る)状態を作ろうとしたら、
それは片目で見る時よりも2段階近視を強くした状態で最高視力が出ました。
この手順は経験を踏んでいればそれ程難しいとは僕は思いません。
問題はこの手順やハウトゥーをご存知ない方が殆どで、
それは眼科医さんを含めてもそのやり方を知らない方が多数であることです。
早く普及させたいな~と思いますが、僕みたいなあんちゃんの言う事は
誰も聞いてくれないしな~。と思案していたら
は!そうだ。
僕には多くの諸先輩方を含めて仲間がいるではないか!!!!
っということでその仲間でグループを作ってみました。
そして
そこで少しずつ普及活動もしたいし、何より、多くのスーパー先輩方に
ビシビシご指導頂きたいな、というのが正直な思いです。
皆さんも、困ったらそのグループ、MOREと言いますが、
そちらのお店にご相談に行ってみてはいかがでしょうか?
それではまたこのblogでお会いしましょう。
opteria Glassias
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