プリズムとトレーニング。
2019/04/30
本日のblogの難易度【★★★★】
今日で平成も終わり、明日から令和。
僕は昭和産まれですから、昭和、平成、令和という
三つの時代を生きる訳です。
僕の産まれた昭和の二つ前の時代って明治だけど、
子供の頃、明治産まれって遠い昔の時代の人ってイメージだったけど。
僕もそんな風に令和産まれの人達に思われるかな?
とそんな未来を予想しクスッと笑ってしまいました。
昨日いらした方は、子供の頃、脳の病気から手術し、
その後斜視になってしまった方でした。
常に複視と言って二つに物がダブって見えてしまう状態で
数年間過ごしていらっしゃいました。眼科に相談しても
手術する程のずれではなく、また手術しても戻ってしまう可能性もある。
という診断でした。
これは難しい方がいらしたな。がファーストインプレッションでした。
でも実際に検査してみると、ただプリズム入れただけでは、
融像といって、左右の眼で捉えた画像を一つに重ね合わしたり、
ダブったりを繰り返していました。
これはしばらく融像という機能を使っていなかった為と
判断し、即興でそこでビジョントレーニング、段階的な寄り眼の訓練を
ブロックストリングと輻輳トレーニングシートを用い、やってみました。
当初は25㎝くらいまで寄ると眼がす~っと外に出てしまう状態でした。
ですが、5分程のトレーニングであっという間に15㎝くらいまでは
両目が寄る様になってきました。
(これならいける!)
と手ごたえならぬ目ごたえを感じました。
元々が病気で斜視になったし、お医者様にも
ある意味そのダブった環境で慣れなさいと
言われてここ数年過ごし諦めていた方なので、
僕の提案に尻込みしてしまい、結局今回はお作りするという話にはならず、
検査のみでこの日は終わったのです。どうかご自分を大事にとは思いますが、
やはりご本人が掛けたいこの眼鏡をと思って頂けなければ
せっかくの眼鏡も無用の長物になってしまいます。
またこのお方は、出来れば斜視の矯正眼鏡と
コンタクトを兼用したいというご要望だったのですが、
斜視矯正眼鏡は眼の位置を大きく変えるので、
どうしてもそれが上手く行かない事が多い事もご報告させて頂きます。
これから眼鏡で斜視の矯正を考える方は、どうかこの点ご理解頂き、
ある意味腹をくくってから、ご来店頂けると助かります。
明日の令和一号のお客様はどんなお方かしら?
それを楽しみに今日を
このご報告がどこかのお店の
どなたかのお役に立ちますように。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
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