本日のblogの難易度【★★】

 

今朝の体重は76.2キロ。

 

もう安い眼鏡からは卒業しよう。

 

なんて刺激的なタイトルでしょう。って思ったら

以前にお世話になった眼鏡BEGINさんの特集でした。

 

11/30発売ということで、既にご覧になっている方も

いらっしゃると思いますが、僕はすっかり本屋に走るのを

忘れていました。早速ず~しみ君に両替ついでに本屋で

お買い物をお願いしちゃいました。

 

もう安い眼鏡からは卒業しようっとメディアの方に

言って頂けるのは嬉しいのですが、

一方安い眼鏡が無くなるのは困るのです。

だってそうでしょう。安い眼鏡が出来たことで

眼鏡屋さんの敷居が下がり、間口は広がり、

業界の底辺はぐんと広がりました。

 

今はその底辺一辺倒になっていますが、

今は過渡期、これからピラミッドを構築し、

健全な業界にリビルドする必要があります。

 

ですから、安い眼鏡も高い眼鏡屋さんも

今後も継続的に事業をし続けて欲しいなと思います。

 

ただ、俯瞰して僕らの業界を見渡すと

ほぼそれらの「安い眼鏡」ばかりが

世の中にスポットが当てられている現状を僕は

 

歪だ。

 

と断じています。この今の日本の眼鏡業界は困った事態が

生じた人が頼れる眼鏡屋さんがどんどんと

廃業（年に250店舗程閉店というトレンドが10年以上続いています。）されていますし、

そもそも頼れる眼鏡屋さんとどうやってコネクションを作ったらよいの？

 

って先ずはそこからが欠落しています。

 

僕ら（中小零細眼鏡店）は世間と繋がっていないのです。

ですから僕はＭＯＲＥを設立し、眼鏡屋版の食べログとも言える

メガログを作ってくれと業界に陳情しています。

 

ただし、ＭＯＲＥが中小零細企業と

一般生活者を繋ぐプラットフォームであるのに対し、

 

メガログは、一部の眼鏡屋さんが集まり

紹介するものではなく業界を挙げて

その事業に取り組むべきだと思っています。

ですがその合意形成に時間が掛かっているのです。

 

先ずは安い眼鏡を探そうと思えば

検索すればいくらでも出てきます。

でも「良い眼鏡屋」さんと繋がろうと思えば

途端に難しくなるのです。

 

ですから僕は道標を作りましょうと言っています。

 

この取り組みは業界の利益とか、一部のメーカーの利益とか、

そんな小さな視点では間違いなく成功しません。

 

困った人の拠り所としての眼鏡店に

スポットが当たる事は、

国益であるからです。

 

ですが4000億程度の小さな業種です。

 

小さな業界が存在意義を示そうすれば、

少しでも、ユニクロやソフトバンク等と

広報の舞台で渡り合うだけの気概が必要で、

その為には皆で力を合わせる必要があるのです。

 

業界内で争っている場合ではないと僕は思うのです。

今日のWEB記事はそんな僕らの思いを代弁してくれる

メディアが身近にあったと気づかされたというお話でした。

 

安い眼鏡と高付加価値眼鏡、その棲み分けって本来はあって然るべき、

でも現実は皆さん、高付加価値の価値の意味も、そしてどうやったら

その付加価値を学ぶことができるかどうかもご存知ありません。

 

ここはいつものフレーズで締めましょう。

 

賢明な顧客が健全な業界を育む、のでござるよ。

 

それではまたこのｂｌｏｇでお会いしましょう。