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眼石祝応のBLOG

製品と半製品

2020/03/07

本日のblogの難易度【★★★】

 

今朝の体重は77.2キロ。

げ、やべぇぞ。昨日の餃子の王将が利いたか!?

 

そんな訳で今日はおとなしく粗食に努めたいと思います。

 

さて先日のセミナーですが、

 

満足7名

かなり満足4名

 

となり、ご回答頂いた方は

全て満足という高評価を頂きました。

 

前回の反省を踏まえ、今回は講義の時間を短くし、

皆様一人一人とお話をする時間を長く設定した事が利いた様です。

 

ただし、これに慢心せず、更にセミナーの内容を濃く、そして精度を高めて

皆様に正しい眼鏡に関する知識をお伝えしたいと強く思いました。

 

ネットの社会の弊害ですが、正しい知識と間違った思い込みが

ごちゃ混ぜで、情報の精度そのものが玉石混交になってしまっているのが

今の状況だと思います。また眼鏡という商材の特質で

 

ある程度の専門的知識を有する方でないと

自分にとって必要なレンズの機能などは

自分自身で選べないという性質があります。

 

だから今まではフレーム選びもレンズ選びも

店員さんにお任せにしてきた経緯があります。

 

ただしそのお任せ気質が何を生んだか?

 

それは眼鏡店店員の手抜き接客です。

 

レンズの説明を省き、何が似合うかも適切にアドヴァイス出来ない。

そんな店員が量販化の大きな流れの中で大量に生まれました。

 

「はい、凄くお似合いですよ。」

 

と言って、似合う眼鏡を提案する訳ではなく、

時に、単価の高いフレームの方が自身の成績になるからと

似合わなくとも高いフレームを販売する事が過去には頻発しました。

 

それも仕方がありません。会社の評価が売り上げを作れる店員という

点に重きを置いている評価基準があるのであれば、

それに従うのが店員の務めだからです。

ですからここは店員さんを責めても仕方がありません。

 

似合う似合わないを適切に判断し導ける店員さんは、

勿論センスも必要ですが、何より自身を磨き、

勉強するという意識が必要になります。

 

ですが多くの量販店は、人を育てて企業体力を上げる道を選ばず、

ロスを退治して、単価を下げて競争力をつけようとしました。

時は丁度、中国で物づくりが始まる頃です。

 

単価が低い場所で作った商品を使えば、

簡単に価格競争力が付きました。

 

眼鏡業界のSPA、いわばユニクロ化が始まったのです。

 

ところが、ユニクロの様なアパレルと眼鏡では決定的に違う点があります。

 

それは

 

原則的に衣服は仕立てのスーツ等を除けば

 

製品

 

 

眼鏡はフレームもレンズ

 

半製品

 

であるという差異があります。

 

衣服は袋に包んで会計を済ませれば店員さんの仕事はお仕舞です。

せいぜい、在庫の確認等の業務はあったとしても、

そこにあるT-シャツを、採寸してから、仕立てるなんて事はしません。

サイズ展開はしても、パーソナルに合わせる訳ではないのです。

 

また、万が一サイズが合っていない等不具合があったとしても、

サイズの合っていないシャツを着て、健康被害があるでしょうか?

 

僕の知る限りではそれもありません。

 

ですが眼鏡の場合にはそれが有るのです。

 

だから僕は眼鏡業界がユニクロのスタイルを一部取り入れる事は

否定はしませんが、あのビジネスモデルをそのまま眼鏡には

転用出来ないと思っています。お客様が間違えたご選択をされた場合の

ダメージ度合いが衣服と眼鏡ではまるで違うからです。

 

ましてや似合う眼鏡を自分で見つけて、判断出来るなんて

お客様はほんの一握りです。ですからお店では、

アテンドしてくれる店員さんが必要なのです。

 

今後はAIとロボティクスの技術が進化すれば

リアル店舗でロボットが接客するという事は充分にあり得るでしょう。

 

また、膨大なデータベースをクラウドで構築し、

それを店舗のカルテと紐づけすれば、

かなりの満足度が得られると予想します。

 

お客様の顔写真と3Dスキャンのデーターをカルテにパラメーターとしても

加える事がマストになります。いつかそんな夢のお店が出来ないかなと思いますが、

その実現にはもう少し(どれくらいか僕には予想付かないです。)時間が掛かるようです。

 

何しろ今の技術ではある程度は人の練度に頼らざるを得ない状況で、

その練度が無くとも販売出来るマニュアルや、仕組みを作ることに

大手は邁進したのです。その結果、確かに価格は下がりましたが、

 

一方、その下がった価格の与える機能低下の影響は

日本人の心や体に大きなダメージを与える事ですし、

今現在与え続けているとも思っています。

 

だから僕はこの業界は根本から変えるべきだと言い続けてきました。

 

それは眼科の利益でも、僕ら眼鏡業界の利益という判断基準ではなく、

国民の福祉こそ唯一の判断基準になります。

 

皆様の暮らしを微力ながらではありますが、

どうやったら暮らしぶりを改善させられるような

仕組みや法制度が出来るかを考慮する必要があります。

 

何しろ今日言いたかった事は、眼鏡という商材は

価格だけで選ぶと損をすることがあるから気をつけてね。

 

これが一番言いたかった事なのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

glasses-smile

 

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