緑内障で視野欠損、どうする?

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緑内障で視野欠損、どうする?

2020/06/30

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本日締切です。皆様宜しくお願い致します。

こんにちは、今朝の体重は74.9キロ。

今朝のYouTube動画チャンネル登録者数は227人。

 

お!増えた!!ってか、最近動画のアップが出来てないけど、

少しお店が忙しくなると動画がアップ出来なくなる。

時間の使い方、作り方が肝ですね~。

 

さて、今日は10年前に左目が正常眼圧型緑内障に掛かってしまい、

鼻側上部に視野欠損が生じてしまった方の事例紹介です。

 

そもそも視野欠損とはいえ、中心の視力は健在で、周辺部に黒く見えている

状態でした。さて、こんな状態では黒い部分が両眼視に邪魔をするから、

左目はつかわない方向に度数調整しよう。このやり方をモノビジョンと言います。

 

左目はほぼほぼ使わずに右目だけを使うように切り替えます。

すると黒い部分だけでなく、中心部の視力も使わずに、

抑制という状態を作ります。これで視野に問題がない右目の視力が100%使えますから、

具合が良い場合があります。今回もそのご相談を視力測定中に頂きました。

 

僕の見解は以下の通りです。

 

「若しも、両眼視した時に黒い部分が気になって仕方がないというのなら、

モノビジョンも検討します。ですが、もしも両眼視している状態であれば、

黒い部分は意識しないと知覚出来ないレベルなのであれば、モノビジョンは

避けましょう。モノビジョンは両眼視を諦めるという事です。

僕は両眼視を推奨していますし、人の眼が二つあるのは両眼視により

得られる視覚の質を高める為でしょう。だとするのなら、安直にモノビジョンを

薦めるのは僕の本意ではありません。また、義眼では無ければのお話ですが、

片目が盲の人に屈折異常(近視/遠視/乱視)があれば、盲の目にも

その度数を矯正するレンズを眼前に組み込むと両眼視力が改善する事例があります。

例え盲であっても、網膜に光を与える事でなんらかのプラスの効果がある場合があるのです。

今回はお客様とは初めてのお付き合いになります。その初めてのお客様に僕は最初から

諦めたくはありません。だから先ずは両眼視を目標に頑張ってみませんか?」

 

っと説明しました。盲の眼を矯正する事で両眼視力が改善するメカニズムは

解明されていませんが、それでも結果としてはそういった現象が起こっています。

今回は幸いにも矯正視力としては、

 

右目は1.2

 

左目は1.0

 

両眼視力は1.2

 

でした。この状態で左目を0.1とかに落として無理やり抑制の機能を使わせるような

事をすることがあり、それをモノビジョンというのです。

今回は通常のセオリー通り両眼視出来る眼鏡を目標に度数決定させて頂きました。

こちらのお客様の暮らしぶりが改善し、もっともっと笑顔が増えて

幸せが伝播したら、眼鏡屋としてこんなに幸せな事はありません。

 

メガネ屋を称してビジョンケア(顧客の視覚をケア)する仕事だという方がいます。

 

僕もそう思っていましたが、近年考えが変わりました。

それは僕らは顧客の暮らしをデザインしているのである。

つまり、

 

ライフデザイナーと言った方がメガネ屋という職業を的確に捉えていると感じています。

そして僕は、その先に行こうとしています。人そのものをデザインしようと

日々勉強しています。そしてそれをヒューマニティデザイナーだと定義付けしました。

 

僕は人の暮らしだけでなく、身だしなみ、表情、姿勢、

それらも含めてデザインしているのです。

そしてそれが業界の方々にも理解が得られたら幸せだなと思いますが、

先ずは僕のファンと言えるお客様とのかかわりをより深くしていきたいと願っています。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

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