テレワークで視力低下が根本じゃない

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こんにちは、今朝の体重は75.2キロ。

誤差かな、この75キロを挟んだせめぎ合いでござる。

今朝のYouTube動画チャンネル登録者数は225人。

お！増えたでござる。

 

さて、増えた減ったで言えば、昨日はテレワークで

視力低下が気になり、ご相談にいらした方の事例紹介です。

 

早速レフケラの値と裸眼視力を見てみましょう。

屈折		SPH	CYL	AX	ADD	PD	片眼視力	両眼視力
他覚	R	-0.75	-0.25	146		29.00	0.20	0.50
	L	3.75	-2.00	4		29.00	0.20
角膜乱視	R		-1.00	170	色覚特性	8　　9
	L		-2.25	1		5　　2

 左目の裸眼視力が出ないのは、これだけの遠視があれば、想定内。

でも右目が0.20の視力が想定外です。本人の弁いわく、

少し前までは2.0の視力が右目は維持出来ていたそうです。

 

実際に視力測定をしてみて、強制視力は改善したのでしょうか？

では見てみましょう。

両眼解放	R	-0.75	-0.25	160		58.0	2.0	2.0
	L	4.25	-2.25	5			0.9

この様に近視を入れて乱視を入れると2.0まで矯正できます。

つまり僕が昔から力説しているように 近視＝害悪ではなく、

近視化して環境に適応している可能性と

本当に近視があるのか不明な偽近視の可能性が出てきました。

では実際に作った度数はどんな状態でしょう？

処方値	R	-0.25	-0.25	160		31.0		1.2
	L	4.75	-2.25	5		30.0

今回のご希望としては、眼鏡を常用したくない。

というご要望でしたので、今回は手元の60㎝が快適と感じる度数設定にしました。

完全矯正値という一番強い度数に対して+0.50加入した状態です。

右目の近視は+0.50したので度が弱くなり、

左目の遠視は+0.50したので度が強くなっていますね？

 

この様に符号が変われば数値が大きくなったり小さくなったりしますが、

目的及び効果は同一です。この場合は手元に焦点距離を近づけたと理解してください。

 

更に右目の遠視を放置したが故なのか、

それとも元々これだけ大きな目線のずれがあったから斜視化したのか、

鶏と卵の話のようにどちらが先か？っというお話ですが、

これに結論を出そうとするのなら、タイムマシーンが必要で、

過去にさかのぼる必要があるようです。

 

今回は、両目を使う練習も兼ねて、室内ではこのメガネを常用して頂き、

仕事のPC時にも装用して頂くようにお願いしました。

 

ただし、この度数や、完全矯正値で常用させるかどうかに関しては

大きな議論の余地があります。それは外から見た場合、

左右の眼の大きさが明らかに変わって見えてしまう事です。

 

これは年頃の女性としては大問題、

でもどうしても両眼視をしたいという場合には、

左目だけに遠視矯正用のコンタクトレンズを使う手があります。

 

そして、眼鏡で斜視矯正と細かい乱視のチューニングをするのです。

こうすれば、左右の眼の大きさはほぼ裸眼と変わらず見えます。

 

コンタクトをすることに僕は全肯定する立場ではありませんが、

それでもお客様の満足度を上げて、生活の質を上げる提案は

あっても良いと思っています。勿論家に帰ればコンタクトは外し、

メガネで過ごす条件付きです。

 

最後に印象に残ったお客様のお言葉で締めたいと思います。

 

「うわ~、両目の像が同じところにあって不思議。」

 

どれだけ離れた状態で暮らして来られたのでしょう？

もっと早くご縁があればなとふと思う瞬間でした。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。