老人の転倒事故と遠視+外斜位

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眼石祝応のBLOG

老人の転倒事故と遠視+外斜位

2020/09/11

こんにちは、今朝の体重は76.3キロ。

今朝のYouTube動画チャンネル登録者数は292人。

二人増えた~♪昨日のチャンネル紹介動画が効いたかな?

 

今日はネットニュースから一つネタを。

 

視力低下は転倒の原因 (日刊ゲンダイ ヘルスケア+)

 

岩手の眼科医さんの記事ですが、

視力低下が転倒の原因であるなんてことは、眼鏡屋としては言うまでもない

常識の範疇だと勝手に思っていましたが、それは勝手に自分で自分をプロだと

勘違いしていて、一般の方の目線で見る思いが欠落していたなと今日は猛省から始まりました。

 

この記事で述べられているようにご年配になれば、転倒のリスクが高まる。

これはその通りで、実際にその事例を列挙されていましたので、

転載しご紹介したいと思います。

 

①加齢と運動不足による身体機能の低下

②病気や薬の影響、つまり、高血圧薬や睡眠薬によるふらつきなどがあります。

③視力(視機能)の低下

 

ここまでがこの先生のご主張で、更に言うと視力だけでなく、

僕はこのblogでずっと主張していたのが、

遠視+外斜位による「めまい」これもご年配の方々のQOLを著しくそこない、

場合によっては転倒のリスクがあり、転倒してしまったがゆえに足を骨折し、

それによって筋肉量の低下、その後寝たきりになるというパターンも多いと

よくよくお聞きします。つまり、④に「遠視+外斜位によるめまい」

 

という項目を加えるべきでししょう?

 

と言いたかったのです。この今回も眼科医さんは視力の低下という形で

視力にフォーカスしていますが、この日本は眼科医、眼鏡業界問わずに

視力至上主義だと僕は説明してきたのですが、視力が良ければオールOKのように

ミスリードさせてしまっている。これを本blogでは繰り返し主張してきました。

 

視力が絶好調でも、それはイコールで結び眼が良いとは結論付けられないと

主張しているのです。視力が良いということは眼の機能の一部が良いだけ、

単にそれだけと少なくともこのblogの読者様はご理解下さい。

 

ではご年配になると遠視+外斜位のリスクが高まる。

 

何故でしょう?

 

僕はそもそも遠視+外斜位はご年配に限らず、リスキーだと説明してきました。

 

ここには僕の耳タコ話ですが、人の眼の一生のバイオリズムが関係しています。

上の表でもみられるように、

 

40歳から46歳は第二次変動期だと僕はカテゴライズしています。

赤線(近視)であれば、それ以降は近視は弱度化していきます。

 

青線(正視遠視系)であれば、40代以降は遠視は増えていきます。

遠視が増えると何故転倒するのでしょう?

 

これはエビデンスの無いお話、あくまでも僕の経験則という程度に

聞いて欲しいのですが、遠視に外斜位の組み合わせの方は、

年齢を問わず、めまいを訴える方が多くなり、更に加齢と共に

その比率は上がっていく、これが今眼鏡屋の現場で起こっています。

これのメカニズムの解明はきっとお医者様がしてくださるのでしょう。

 

いずれにしても、

 

近視だから助かっていた方が、正視へ、更にその後遠視へと

変化する事を理解して欲しいし、元々正視(遠くの視力に問題が無かった人)は

より一層早く遠視化していきます。人は元々外斜位ですから、そに加えて遠視が始まり、

体調を崩すという大きな流れがあるのです。

 

だから、僕のお店でも視力にそれ程問題が無い人(弱度の近視、正視、遠視)の方に

不定愁訴(原因不明の体調不良)が集中しているというデーターがございます。

 

つまり視力が低下したから、転倒するというメカニズムは、

一部を説明しているに過ぎず、

実際には視力が低下せずとも生活の質を落としている方はいらっしゃいます。

 

どうかこの点をご理解頂きたいなと切に願うのです。

 

老老介護と言われて久しいですが、やはりご年配の方々には

最後の日まで生き生きとご活躍頂きたいと思います。

 

僕も120歳まで生きるって公言していますから、

やはり自分の足で最後までトイレくらいには行きたいなと思います。

こんな長寿命化のご時勢だからこそ、眼鏡や、眼鏡屋としての責任は

増すばかり、それを痛感し、猛省し、多少の怒りを覚え、

そして最後に責任を痛感するという感情の起伏の激しい朝の始まりでした。

 

今日はまた長くなってしまいました。

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

追伸~転倒がらみで店頭の看板新調しました。

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