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眼石祝応のBLOG

歴史に学ぶ

2020/12/10

本日のblogの難易度【★★】

今朝の体重は、74.4キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は375人。

 

体重、チャンネル登録者数は変わらずでござる。

 

昨日はお店はお休みでしたが、僕の独立前にお世話になったお師匠、

新宿の三邦堂の社長様と、兄弟子のメガネナカジマ様ご一行。

更にグラシアスの三名、計6名で美味しそうな中華のお店、

倶楽湾さんにてランチを頂きました。

 

美味しかった~なんてお話は程々に。

昨日は僕の創業以来、一部を聞きかじりながら、

試行錯誤、いや七転八倒しながら取り組んできたドイツ式のポラテスト、

その歴史や経緯をその時代を知る三邦堂の社長や、

ドイツのハウゼ先生から直接教わった方から

免許皆伝を頂いたという中島の兄貴から、

その時代のお話を興味深く聞きました。

 

僕は創業以来15年、ハウゼ先生ともあろう方が一生懸命全国を行脚して普及活動をしたのに、

何故一切広まらず、そして今日本ではアメリカ式21項目検査が主流なのか?

この問いが、頭の中をぐるぐると渦巻いていました。

 

実際にハウゼ先生から聞いた通りにやったら

まるで駄目、お客様からクレームを頂き、

レンズを変えて再作成を繰り返し、心が折れてドイツ式検査や

プリズムレンズに関して心が折れてしまったという諸先輩方の

お話を複数名聞いてきました。

 

僕は勿論ハウゼ先生から直接教わった訳ではありません。

新宿の三邦堂の社長様から言われた事を、鵜呑みにして

極力忠実に言われたこと「だけ」をしていました。

 

するとクレームなんて殆どなく、

多くの方が涙を流さんばかりに喜んでもらえました。

根無し草で逃げ癖があった僕は、複数の業界を転々としました。

 

つまりどの業界でも通用しない駄目な人間でした。

そんなダメダメな僕がにわか仕込みで作った眼鏡でこんなに感動して貰えるなんて!

ただただ自分の存在価値を認められたようで嬉しくて嬉しくて。

逆にこっそり僕が隠れてうれし泣きをしていたくらいです。

 

(こんな駄目な僕でも)世間のお役に立てるのなら、

どうか(神様がもしもいるのなら)僕を自由にこき使って欲しい。

世間様に対して僕は恩返しをしたい。

 

創業当初に降って沸いたようにそんな感情で満たされ、今もその想いは

より一層強くなるばかりです。僕は世間様に生かされているな~と日々感じます。

 

ではそんなに素晴らしい視力測定法が何故普及しないのだろう?

僕の疑問はこの経験を経て更に増していくのです。

 

何故?

 

なぜ?

 

ナゼ?

 

そして今となっては自分なりの答えは出しました。

ですから昨日はその確認作業だったようです。

僕の出した答えとの答え合わせだったのですが、

それはほぼほぼ合っていたようです。

 

大阪の眼鏡学校がドイツ式に対してポジティブである理由とか、

ハウゼ先生がそもそも日本に来た意味とか、

そしてハウゼ先生でさえ失敗(ここでは敢えて失敗と断言します。)した理由。

 

そんな僕の謎が一気に氷が解けるようにさ~っと

心に染みわたる、そんなあっという間の3時間でした。

 

日本の眼鏡業界の為に尽くし、志半ばで逝去された

先人の分まで僕が頑張るのは当たり前として、

そんな凄い方が日本にいたという事をなんとか

記録として、それこそ僕は小説を書いていますから

小説にならないかな?それは記録に留まらず、

皆様の心を揺さぶらなきゃいけない。

 

そう考えるとかなりハードルが高いのですが、

それでも、なんとか形にならんかと悶々としながら、

床に就きました。

 

人は二度死ぬと言われています。

一度は肉体の死、

二度目は人々に忘れ去られた日。

ハウゼ先生や南澤先生の生きざまは死してなお

僕の中に息づいているのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

 

 

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