非対称だから落ち着く、はず…。

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眼石祝応のBLOG

非対称だから落ち着く、はず…。

2020/12/27

本日のblogの難易度【★★】

今朝の体重は、74.7キロ。

なんかじわじわ太ってる…。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は390人。

 

チャンネル登録者数は変わらず、

さて僕の守り本尊が不動明王で、お不動さんは、

牙が左右で上下逆になっているというお話は以前にさせて頂きました。

 

図らずも僕の手掛けるアイウェアブランド、

レチルドも左右のレンズの上下にアクセントポイントをつけて、

それでバランスをとっています。陰と陽、日向と日蔭。

強い光が射せばさす程に、影もより濃く陰影を形作ります。

 

この世は善と悪もそうですが、良い事も悪い事も、

良い人も、悪い人も、それら全てが揃って一つの形を成しています。

僕はレチルドのデザインを思いついた時に、

人の顔ってそもそも何でこんなに非対称なんだろう?

そして非対称な顔にどうして対称な眼鏡を掛けるのだろう?

 

それを眼鏡に携わる一眼鏡人として強く不思議を感じました。

以前にこのblogでも書いたかもしれません。

「非対称の起源」という本の中に書いてありましたが、

ブラジルは近代に入り遷都をしています。

新首都ブラジリアは、近代建築の技術の粋を結集させて

非常にモダンで、対称的な都市設計にしたそうです。

僕は勿論現地に行ったことはありませんが、

直線と直角、更に右を見ても左を見ても同じ風景が広がっている。

どこまで行っても景色が変わらず、同じ街並みが続いている。

こんな街を散策して癒されるとは到底思えません。

 

せめて街路樹があって、季節の移り変わりを報せてくれる。

そんな演出くらいはあっても良いですよね?

知らない街を歩いていて、可憐に咲く花に癒されるなんて

誰にでも経験のあるお話だと思います。

 

そんなブラジリアでは自殺者が以前の首都に比べて激増したそうです。

結局多くの人は、近代的な街では精神が不安定で、

ある程度の雑多な街の方が落ち着くのだと僕は解釈しています。

 

この都市設計を例に挙げて考えれば

眼鏡であれば、対称な眼鏡よりも非対称な眼鏡を掛けた方が

より自然で、その自然に近いラインやデザインを身に纏った方が

精神的に安定するのです。ですからレチルドのデザインは

非対称であることを誇りにしていません。

 

レチルドは、さり気なく自然を身に纏える。

そしてその方が精神には安定をもたらす。

デザイナーとしてはそんな思いでデザインしていますし、

お客様にご紹介もしています。

 

どうかコロナ禍でとかく不安定になりがちな

皆様の精神状態ですが、せめて眼鏡で癒されて

ほんの僅かでもストレスが減ってくれたら、

デザイナーとしこんなに嬉しい事はありません。

 

そもそも左右対称な桜の木や盆栽を

僕らは愛でる文化にありませんものね。

にも関わらずプロダクトデザインの世界で

この左右非対称にデザインされているとなると

非常にその選択肢は限られてしまいます。

 

僕のブランドはまだ知られていませんし、

もっともっと僕のブランドの素晴らしさを

伝える努力もしようと思っています。

 

僕のデザインが皆様の暮らしにもお役立て頂ける。

会社経営者としこれ程心強い事はありません。

その為に一歩一歩踏みしめて日々取り組むのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

 

 

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