紅白歌合戦
2021/01/05
僕はここ何年紅白歌合戦を見ていないのだろう?
10、いや20年は観ていない気がする。
勿論チラッと見た事はあると思うが、
そんな僕が今年は途中からずっと紅白を見続けたのです。
こんな状況正直記憶にない。
ところが今年は違った。
次から次へと出てくる方たちが僕の好みで
ついつい見入ってしまうのです。
いつもダウンタウンさんのお笑いを楽しんでいたのに、
どういった心境の変化かしら?と不思議に思いました。
僕なりに分析してみると、
お笑い番組って嫌な事やストレスを笑い飛ばす「発散」の効果が強いと思います。
では歌番組って何でしょう?
僕にとって歌番組とは「充電」的な意味合いが強くなります。
心の込められた歌声や素敵なメロディーは僕の心に元気をくれます。
僕は無意識に
「発散」よりも「充電」を求めていたようです。
勿論、人によって時に発散が必要だったり、
その時に応じて違うのでしょう。
でも紅白でもどなたかが言っていましたが、
辛い時程音楽の力で、本当に僕はそう思います。
皆様も発散と充電を上手く使い分けて
どうかご自愛頂き、
この苦難を乗り越えて頂きたいと思います。
年末はもう一つネタがありました。
四階級制覇のチャンピオンと三階級制覇のチャンピオン、
そのどちらも日本人、しかも三階級制覇のチャンピオンは
未だに無敗!史上空前の対戦カードだと思いました。
言わずと知れた井岡一翔さんと田中恒成さんの試合です。
テレビで試合を見ました。勿論良い試合でした。
しかも1~4ラウンドは僕が採点しても
点数が付けられないドローの状態で
拮抗している好勝負だと感じていました。
ところが、5ラウンド目に試合が動き、
四階級制覇のチャンピオンが
ダウンを奪います。
正直ここからは井岡さんの上手さばかりが目立ってしまい、
一方的な展開でした。素人目に見てもこれ程に差があるのか?
と思ってしまいました。田中さんのパンチの素早さは
裏を返せば、パンチの軽さに繋がっていて、
そしてその軽さを感じた井岡さんは田中さんに
呑まれなかったのでしょう。またもんどりうって倒れる
田中さんの姿に階級の壁も感じました。
この階級を上げてきた田中さんの、スーパープライとしてはパンチは
特筆する程でもないとジャッジしたからこそ、冷静に対策を練られたのです。
今後は田中さんもこの、ハンドスピードを維持しながら、
スーパーフライ級の体を作っていき、更にディフェンスも学べば
空恐ろしいチャンピオンにきっとなるでしょう。
井岡さんが敗戦から学び、更に強くなったように。
井岡さんの統一戦がこれで楽しみになりました。
一ボクシングファンとして、
何とも言えない珠玉の攻防を見させて頂き、
ただただ感謝です。