フラフラする遠視

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眼石祝応のBLOG

フラフラする遠視

2021/01/06

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は、75.4キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は400人。

 

体重は少し減って、チャンネル登録者数はそのまま。

コメントしにくい変動値だな~。

 

コメントしにくいつながりで無理やりつなげると

遠視の量の判定がしにくいお客様がいらっしゃるのよ。

そのお方とはもう10年来のお付き合いで、

お付き合い頂いた当初は視力や度に問題が無いと

仰っていて、TALEXの度無の偏光レンズがうちのお店での

最初のお買い物だった気がします。

 

ところが、それから近くが見え難いと始まって、

遠視を矯正し、更に40代前半から遠近両用レンズで

遠視と初期の老眼のケアをしていました。

 

今回も一年振りにご来店頂きました。

お話を伺うと二年程前に作った眼鏡で

遠くが見えなくなったと仰っています。

 

その度数はこんな感じ。

処方値 R 1.00 -1.00 94 1.50     1.5
L 2.00 -1.00 95 1.50    

今日その度数で視力を測定すると

右目=0.6

左目=0.5

両目=0.9

 

と本来期待している視力には程遠い状態でした。

更に6年前はこんな度数でした。

旧度 R +1.50 -0.75 95  
L +1.50 -0.50 85  

本来は40代以降は度数の変動期、

遠視は緩やかにその量を増やし、

更に乱視が始まって緩やかに増えていくと予想します。

 

ところがこのお方は乱視は比較的安定的に増えていますが、

遠視の量が一筋縄ではいかないのです。

行ったり来たりしている様なイメージです。

 

そもそもが遠視の度数測定は非常に難解で、

一回の測定では答えが出せない事も多々あります。

遠視は潜伏する、これが多少メガネをかじった方であれば

感じる事だと思います。グラシアスでも両眼開放屈折検査、

雲霧法、両眼視機能検査、レチノスコープ、場合によっては調節微動測定ソフト

まで使って、遠視量を何とか測定しようと試みています。

 

ところがどんなに手間暇掛けてもこのお方は

遠視が増えたり減ったりするのです。

これが僕にはまるで理解出来なく、いつもおかしいな~

っと思いながら視力測定をしています。

 

結果的に今日の測定結果はこんな感じでした。

処方値 R 0.75 -1.25 94 1.75   2.00 2.0
L 1.00 -1.00 90 1.75   1.50

今日一番お伝えしたいのは、遠視にしろ

近視にしろ、度数は大なり小なり揺らいでいて、

定点観測で全て分かる訳ではないという事。

 

だから一回しっかり視力測定したから

今後10年は安心ね。なんて事態はあり得ないと

どうかご理解頂きたいなと思って、

僕の試行錯誤をこちらでご紹介させて頂きました。

皆様もお気に入りの眼鏡屋さんがあるのなら、

定期的に視力測定に行って相談してくださいね。

 

大切なのは気づいてからでは遅い場合があるという事です。

度数は揺らぎながらゆっくり変化します。

多くの方がその変化に気づかない事が多いからです。

 

気付くなんて時は塵も積もって

相当な山になっていると思って差し支えないと思います。

今日はそんな不出来な眼鏡屋のおじさんの独り言の様なblogでしたね。

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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