遠近と中近の間の設計

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眼石祝応のBLOG

遠近と中近の間の設計

2021/02/21

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は、76.1キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は504人。

告知:2/22 9時~9時30(僕の出番は5分程)

   TOKYO MX  HISTORY(パーソナリティは藤井サチさん)

   に出演致します。僕のこれからの夢や僕自身の紹介を

   僭越ながら、させて頂きました。是非是非ご視聴くださいませ。

 

げ、体重が増えてる。でもチャンネル登録者数も増えたから良いか~。

さてさて、明日は僕が出演するTOKYOMXのHISTORYが放映されます。

内容はともかく、僕が上手に藤井サチさんに回して貰ってる感じ、

藤井サチさんの美しさは当たり前として頭の良さにまずもって驚きました。

 

そんな藤井サチさんの司会者っぷりを美貌と共にお楽しみください。

 

さて昨日いらした方はもう15年来のお付き合い。

以前から遠近両用レンズを使っていらっしゃいました。

ですが第二次変動期、近視の弱度化は否めません。

 

前回測定時よりも特に左目の近視量が激減していました。

ご参考までに比較の数値を掲載いたしますね。

 

【2019/1/22の完全矯正値(59歳)】

両眼解放 R -4.75 -1.00 179   67.0 1.2 1.5
L -6.25 -0.50 15   1.2

【2021/2/20の完全矯正値(61歳)】 

両眼解放 R -5.00 -1.00 180   67.0 1.5 1.5
L -5.25 -0.75 60   1.5

上記の様に右目は一段増えて、左が四段階近視が減った状態。

ま、大きく言えば弱度化していると言えます。

元々左右の度数差が大きかった人が左右の度数差が縮まる傾向にあるのは

その通りで、今回もセオリー通りに左目に引っ張られて右目の近視量が増えたとも言えます。

因みに15年前はどうだったのだろう?調べてコピペします。

【2006/4/23(46歳)】

測定 R -5.50 -0.50 165
L -6.75 -0.25 175

当時は両眼開放屈折検査もしていませんでしたが、

何しろ両目共に今より、近視は強かったし、15年の時を経て

近視は弱度化し、左右の度数差は均一化したと言えます。

そして今回は初めての試みですが、

遠近両用レンズと中近両用レンズの中間的な度数分布の

レンズをお薦めしました。根本には

 

遠くも近くもよく見たい、

若い頃の様にあっちもこっちも良く見えるようになりたい。

 

これがいつの時代も老眼世代のニーズで、近年のPCの普及を経て、

スマフォの普及期になれば、そのニーズは更に高まっています。

そこで中近両用レンズになると一気に遠くの鮮明に見えるエリアが狭くなり、

近くは快適、でも遠くは保険程度の見え心地が良いという方にお薦めします。

 

例えば

 

遠近両用レンズは遠くの視界8割、近くの視界2割

 

の様な使い方に適していて、例えば、レストランに入った時の

メニューが見える。スーパーや百貨店のタグが見える。

歩きながら、ちょっとスマフォをチェックする。

これが遠近両用レンズの良くある使い方です。

 

では中近両用レンズは遠くが2割、近くが8割

 

原則室内勤務で、作業がメイン、でも来客があったら、その方の

お顔を拝見して対応する。来客者が誰だか分からないのは困る。

こんな使い方には良いでしょう。

 

では遠近と中近の間のレンズは遠くが5割、近くが5割

 

こんな使い方でも行けます。例えば運転して現場に出て、そこで図面をチェックする。

また、会議ちゅうでも豆にメールのチェックが必要だ。

運転はしないけど、近くを見る事が多い。

 

こうして説明すると設計による用途の割合は三種類しか無い様に見えます。

ところが、ここから先に更に深い世界があります。

それは、

 

遠くの度数設定、

 

近くの度数設定、

 

遠くと近くの度数の度数差(=加入度)

 

例えば、遠くを1.5に設定した場合、遠くを0.8に設定した場合でも、

遠くを重視するかどうかが決まりますし、

 

遠くを1.5にした場合の4段階の度数差をつけた状態と

遠くを0.8にした場合の4段階の度数差をつけた状態では

まるで距離ごとの見え心地が変化します。1.5の方が遠く重視ですし、

0.8の方が近くに特化した見え心地であり使い方を想定します。

 

更に遠くの度数に対して4段階の度数差をつけるか、

6段階の度数差をつけるかで、

目的とする距離の見え心地が変化します。

 

これらを合わせて僕はさじ加減だと説明してきました。

このバリエーションが何通りあるのか算数が苦手な僕は

回答を導けませんが、少なくとも数十種類なんて事はないでしょう。

 

何百、下手したらレンズのグレードやコートも合わせれば

何千もの種類の中から最適解を導く必要があるのですから、

これを一般の方がご自分でその場所に辿り着くのは

ほぼほぼ不可能って言って良い気がします。

 

では眼鏡屋任せで良いのか?

 

それも違います。お客様の度数は勿論、ご予算、生活習慣、職種、趣味嗜好。

それらを併せて僕らはお客様の求める物に限りなくニアーにしようとしています。

つまりお客様のご要望がある前提でメガネは仕立てられるのですから、

店員とお客様の共同作業とも言えます。

 

ですから僕はお客様には来店前にお願いする事があります。

それはご自分の作業環境を棚卸ししてください。と言います。更にお店でも

根掘り葉掘りお聞きします。それはお客様の暮らしぶりを覗き見たいし、

見た方がメガネの仕上がりが良くなると予想するからです。

 

PCモニターまでの距離は?モニターのインチ数は?

どんな照明で?こんな感じで聞いていきます。

最近カルテに追加されたヒアリングシートはこんな感じです。

ヒアリング ノートPC デスクトップ × スマフォ タブレット ×
  手元資料 モニターの数 1 Mレイアウト 正面50㎝ 読書
  新聞 針仕事 × 運転遠方 × 運転近場 ×

 

こんな感じで皆様の暮らしを丸裸(いや~ん)にしていき

その上で、最適解を導き出すのです。

 

ね、決して、昨日今日入ったアルバイトさんが

こなせる仕事でない事がこんな事でも分かるでしょ?

僕はその業態にいたから尚更分かります。

 

手間暇掛ける事に価値がある事も

自分で商売を始めて気付きました。

 

皆様も眼鏡に多少のお金を掛ける。

それってご自身に対するご褒美ではありませんか?

ありきたりですが、こんな言葉で締めたいと思います。

どうか皆様ご自愛くださいませ。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

 

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