コンセプトYならぬ「S」

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眼石祝応のBLOG

コンセプトYならぬ「S」

2021/03/29

本日のblogの難易度【★】

今朝の体重は76.4キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は543人。

 

体重、チャンネル登録者数共に変化無。

 

創業以来変わらず人気を博しているのが

コンセプトY というフレームブランド。

 

特徴を一言で言えば、ミニマリズムだし、

オタクな僕がもう少し解説を入れれば、

軽量かつ堅牢、更に見え心地や

掛け心地にも最良の効果のあり、

更に究極な程に無駄を省いた

機能美さえも感じる唯一無二なフレームです。

 

っと解説するでしょう。機能的かつ美しいのです。

ドイツのマルクスTがそれに近いのですが、

見え心地に関してはコンセプトYには敵いません。

 

そんなコンセプトYは創業以来のお付き合いですが、

そのデザインを見た当初からこのコンセプトでサングラスって良いのに~。

ってずっと思っていました。ただしそれをデザイナーさんに投げかけると

あまり興味が無い様でした。ここは推測ですが、デザイナーさんは

当時、無駄を省いて究極的に軽く丈夫、機能的なデザインを目指していたのだと

僕は勝手に思っています。無駄を省こうとするのに

サングラスの様なデカいレンズは無粋だと感じたのでは?

 

それから時は流れどどっと今になるとコンセプトYは今でも根強く人気で、

ロングセラー商品でありグラシアスでは定番だと言えます。

するとお客様からこんな事を言われました。

 

コンセプトYのオリジナルデザインって作れないんですか?

 

っとお問い合わせを頂いたのです。

元々グラシアスの店員は僕も含めて三人全て

メガネのデザインに携わっています。

 

ですから、コンセプトYのデザインをするのは

御茶の子さいさいとは言いませんが、

それ程難易度の高くないミッションです。

 

そこで僕はこう提案しました。

「ではうちのお店の三人の店員が一人一作ずつデザインしますから、

その中から一つだけ選んで頂けませんか?つまりデザインコンペです。」

 

っと僕が提案するとこのお客様には快諾して頂き早速デザインに僕は取り掛かりました。

そしてそのペンを持った刹那、僕は創業当初のデザイナーさんとのやり取りがふっと降りてきました。

「このコンセプトでサングラス…。」

 

この時点で僕はサングラスで行こうと決断しました。

次はどんなサングラスにするかです。

 

先ずこのお方のお顔は失礼を承知で言えば丸顔です。

僕の接客提案の師匠、影郎さんは、常に自分のイメージの反対のデザインを

提案しなさいと僕に教えてくれました。

 

よし丸顔のお顔が少しでも引き締まって見えるデザインをしてみよう。

そして出来上がったレンズシェイプがこれです。​​

 

 

レンズの右側が鼻側です。

この時点ではレンズのサイズは

 

横幅60mm

 

天地幅32mm

 

の予定でしたが、完成形はこれとはまた少し変わりました。

では実際にどんな風に仕上がったのか見てみましょう。

吊り目、たれ目で言うと少しだけレンズを吊りました。

これでより一層シャープな印象になります。

また耳側の上部にあえてキャラクターラインとも言える

直線を引いています。これで少し個性を演出しています。

 

これで

 

レンズとレンズの間の幅が15.5mm、本来は14mmで作りたかったのですが、

デザイナーさんから15.5mmが限界だと伝えられ、15.5mmを採用しました。

それに伴いレンズシェイプも58mmに変えてバランスを整えました。

 

カスタマイズはそれにとどまりません。

そんな中途半端な商品を僕が企画する訳ないじゃん♪

っとちょっと上から角度をつけてお話しています。(失礼)

この様に鼻パッドは社外品のシリコンノーズパッドを採用し、

設置面積を稼ぎ、激しい運動でも極力ずれにくくするだけでなく、

面圧分布をコントロールする事により鼻の負担を軽減します。

 

更にこのお方の鼻骨の位置に合わせて

2mmクリングスを長く設定してみました。

これでより座りが良く安定的に掛けられます。

メガネであればそり角と言いますが、

レンズを顔に沿って

湾曲させる事は見え心地にマイナスに働きますが、

サングラスであれば光の進入を極力防ぐという目的があります。

 

ですから多少そり角をつけた方が眼を守れると理解してください。

実際にこの写真の通りそり角10°で今回は作成しました。

 

左が今回カスタマイズしたテンプル通常よりおおよそ0.2mm太いタイプを

特注しました。右が通常径の1.0mm。

これで大きなレンズで多少フロントヘヴィーになったとしても

掛け心地に与えるマイナスの効果はミニマムでしょう。

レンズは重たくなり、テンプルも太いタイプを採用しても、

総重量は12.3gは軽いでしょう?​​

 

さて、これから春の陽気で季節も一気に移り変わりました。

コロナ禍でコロナ太りなんて方は是非スポーツであったり、

軽く、ジョギング、ウォーキングなんてのも良いかもしれません。

 

僕は僕で最近またゴルフ熱が復活しました。

皆様もスポーツのお供に

コンセプトYならぬ、コンセプトYS(スポーツの略)

を自分好みに仕立ててみてはいかがですか?

度付きは勿論、調光、偏光(HOYA)、遠近両用レンズ等。

何でもござれでございます。

 

あ、忘れてた、フレームの価格は通常のコンセプトYと同様で

税込み41.800円です。これにレンズ代金が掛かります。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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