スポーツサングラスの度付きと度無の差異
2021/09/14
本日のblogの難易度【★★★】
今朝の体重は76.3キロ。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数707人。
さて、久々に入荷したRUDYの新作や、
弊店一の人気モデル、EXCEPTIONも複数入荷しました。
さて、日本で一番メジャーなスポーツサングラスブランドと言えば、
言わずと知れた、オークリー。独特なデザインテイストで
多くのファンを獲得しています。
では、RUDYって一番人気のオークリーに対して
どんな差別化をして、自社の市場価値を認めさせているのでしょう?
僕はそれは、
度付き対応、
調整しやすい構造
レンズにもこだわりクイックチェンジ機能と
複数のレンズバリエーション
大きく分けて三つの特徴があります。
更に言えばRUDYがかなりスポーツ志向なのに比して、
オークリーは、多少カジュアルユースにも対応しています。
オークリーであれば、休日に私服にさらっと掛けるなんて
対応出来ますが、RUDYではそれを許さず、
ガチっと装備やユニフォームを固めた状態に合わせたサングラス、
こんなイメージの違いがあります。
厳密に言えば、オークリーにもアスリート志向のモデルも存在し、
RUDYにもカジュアルユーザー向けのモデルも存在するので、
僕の先ほどの説明は敢えて線引きすれば、っというくらいにご理解下さい。
では、スポーツサングラスを度付きにするにあたって
注意する点、度付きのサングラスと度無のサングラスって
そもそも求められる機能性に差異があります。
でも多くの方がその差を理解していませんね?
なので今日はおいらが簡易ですが、
ご説明したいと思います。
【度無サングラスに求められる機能】
①防眩機能
②レンズ(色別/偏光/調光等)の効果による明視化
③風や虫の進入をカットする効果
④転倒/衝突時の衝撃から自身を守る機能
①の防眩機能に関していえば、度無の場合には、
顔にフィットするようにハイカーブ湾曲する曲率の大きい物が
レンズと顔の隙間を少なくし、光の進入を遮ります。
更にレンズは顔からはみ出ない程度に大きめにした方が
視界は広く、更に光の進入もカットしやすくなります。
ところが、度無の場合に機能的だった
ハイカーブと大きなレンズは度付きにした途端に非機能的になってしまいます。
何故ならハイカーブレンズは、原則その曲率や角度に応じた補正を掛ける必要がありますが、
その補正を掛けたとしても、眼とレンズまでの距離に差が生じ、更に目線が入射する角度の
差異により、視界が歪んで見える傾向にあります。
勿論、使っていれば、それらは気にならなくなる可能性が高いのですが、
この違和感の度合いは近視の度数が進行すればする程に
⑤強度化に比例して慣らしの難易度は増していきます。
あ、まだあった、⑥レンズがデカくなるにつれて、
⑦ハイカーブの曲率が増すにつれて、
⑧そり角という角度が増すにつれて、
⑤~⑧のパラメーターの数値が大きくなればなる程に
周辺の視界は歪み、慣らしの難易度が増していくのです。
この様に、度無の場合には機能的なハイカーブや大きなレンズが
度付きになった瞬間に不満足要因として立ちはだかるのです。
さて、そんな時にRUDYのエクセプションは、
度無のレンズと度付きのレンズを二枚重ねにしたことで、
度無のレンズを大きく、
度付きのレンズは小さく、
度無のレンズはハイカーブ、
度付きのレンズはミドルカーブ、
そり角は15°程度でこれも大きくは角度が付いていません。
本格的なスポーツサングラスの多くは25°程度のそり角が付いています。
唯一、弱点だと思われるのは、
度付きレンズを小さくした事により、視野は限定されるという事です。
ですが、先ほど述べたネガティブ要素がレンズを大きくすれば生じるのですから、
ある意味、RUDYは最適解を探りながらこの度付きレンズの形状を考慮したのでしょう。
皆様の中ではいかがでしょうか?RUDYというサングラス、
オークリーに比べて知名度としては今一つ劣るかもしれませんが、
全てのアスリートに、最適な視界をという思いが一番僕に伝わるのが
エクセプションというモデルなのです。
それではまたこのblogでお会いしましょう。