レンズ交換は研究開発費

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眼石祝応のBLOG

レンズ交換は研究開発費

2021/09/25

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は77.5キロ。一キロ太って帰ってきましたが、

これくらいなら想定内。またウォーキングとゴルフの練習で痩せてこよう!

今朝のYouTubeチャンネル登録者数724人。

 

僕の眼鏡屋のキャリアはおおよそ21年、

21年と聞くと凄いと感じる方もいるのかもしれませんが、

 

一方、52歳にもなって、まだ21年という事は遅咲きで、

同世代で30年やっている方も当然数多くいらっしゃいます。

ですから、僕に言わせればキャリア21年なんて

何の誇るべき数字でもないと自覚しています。

 

要は僕は52歳にしてまだ発展途上であると言いたかったのです。

因みに最近の僕の口癖は、良くないなと思いながらも

 

「僕は手探りでやってるから、自信ないのよ。

でも頑張りますからよろしくお願いします。」

 

原則こんな自信ないキャラでやっています。それに対するお客様の反応も

それぞれで、正直に言ってくれてありがとうと言われる事もあります。

 

お客様が腹の中で何を思っているのか僕には分かりませんが、

この自信の無い僕に、それ程否定的な言葉を投げかけられた記憶もありません。

 

僕にしてみると自信のないという言葉の裏側に、

人の眼って、人の体って、人の思いって、

それ程簡単じゃないって思いがあって、

 

それらが複合的に現象として起きるのが、

目の不具合で、その眼や心や体を

全て知識として網羅している人なんて

それこそ皆無なのですから、

 

僕にしてみれば軽く分かったなんて

口が裂けても言えません。

 

だから僕は分からない事や自信の無い自分自身に

物足りなさは常につきまといますが、

 

一方、それを分からないや知らないという僕の事は

まるで恥ずかしいとも思えません。

知ったかぶりしてしまった時があったとしたら

その方が余程恥ずかしいとさえ思います。

 

そんな日々一歩一歩進んでいる僕であり

このblogですが皆様どうかよろしくお願い致します。

 

さて、先日のblogで6回レンズ交換して、

やっとご満足頂けたお話をしましたが、

 

今朝は、開店1時間前に出社、すると店の前のチラシを

ご覧になっているご婦人がいらっしゃいました。

 

僕は店に入る前に、「何かお困りでお急ぎですか?」っとお聞きすると

その女性は少し慌てて「いえ、急いでいる訳じゃないのですけど…。」

と最初はどこまで話をして良いのやらというスタンスでしたが、

僕が少しずつ現状をお聞きすると色々教えてくださいました。

 

勿論その女性にとって扉の閉まった非常に入りずらいお店で

 

一体いくら支払えば良いメガネが作れるのか?

 

っとか、

 

若しも見え心地に満足がいかなかったらどうしたらよいのか?

 

等と聞かれましたので、簡易にお答えしました。

そもそもそのお客様の主訴は非常に難解で、右を向いた時にだけダブる。

という訴えでした。これは視神経も絡む非常に難しい事案で、

僕はそのお客様にこうお伝えしました。

 

僕「そもそも、お客様の様に特殊な事例で、一回でレンズを合わせられるとは

思わないで欲しいのです。」

 

お客様「え、では二回、三回とやった時の費用は?」

 

僕「はい、原則、二回でも三回でもレンズ交換の費用は弊社で負担します。

過去には6回もレンズ交換した事もあるくらいです。」

 

お客様「え?それでは商売にならないのでは?」

 

僕「はい、赤字です。でも僕はそれを研究開発費だと考えています。

若しもせっかく頼ってくださったお客様がいらしたとして、僕が一度で

合わせられなかったとして、若しもこれ以上やれる事はありませんって逃げたとしたら?

それはお客様ががっかりするだけの話ではなく、僕や僕の会社の成長に

繋がるチャンスを逃してしまう事になります。若しもまた(今回の)お客様の様な方が再来店した際にも

僕は同じ過ちを繰り返すでしょう。そこには僕の成長が無いのです。」

 

お客様「でも、それでは会社が潰れちゃうんじゃ…。」

 

僕「はい、全てのお客様に6回レンズ交換していたら潰れます。

でもご安心下さい。たまに二回や三回レンズ交換しても

大丈夫な様に原価計算しています。」

 

お客様「そうなんですね。それが凄い引っかかっていたので安心しました。」

 

とやっと安堵の色を浮かべました。

今日のblogはスンゴイ大事なことを言っていると思います。

僕は自分自身の課している事として、何か問題が立ちはだかった時には

絶対に逃げるな、って思っています。増してやお客様から逃げてしまっては

せっかく頼って下さったお客様のご期待に応えられないだけでなく、

また新しい眼鏡屋難民が出来てしまう事になります。

だから僕は逃げちゃダメなんです、っと自分に言い聞かせているのです。

 

こんな僕ですが、若しも良い眼鏡を仕立てたい、

なんて方がいらしたら、

期待に一回で応えられるとよう言いません、

でも全力で解決策を探すお手伝いを

させて頂く事はお約束させて頂きます。

 

コロナ禍でもありますので、

必ずご予約の上でご来店くださいませ。

 

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​​​​​それではまたこのblogでお会いしましょう。

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