12年前の僕

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眼石祝応のBLOG

12年前の僕

2022/03/12

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は78.0キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は953人。

 

さて、ウクライナとロシアの戦争が落ち着かないと

僕自身の気持ちの在り様が安定しない。

 

そんな中で明るい言葉でblogを書く気にもなれない、

っていうのが今の正直な僕の心境です。

 

今日は、久々に2010年に書いた僕の業界改革レポートが

意外と的を射ているなと思ったので、連続投稿という形で

ご紹介したいと思います。

 

このレポートは以前にホームページにリンクを貼って

誰でもダウンロード出来るようにしていた文書で、

僕なりに稚拙と知りながらも書いた文章です。

 

ご興味ある方は是非ご覧になってくださいね。

 

(転載開始)

日本の眼鏡業界の過去の経緯分析~元々半医半商と言われた業種で

専門的な知識を持っているかのような無資格の眼鏡士(認定眼鏡士という業界内資格有り)が、

業界でシェアを独占していた。

 

そこに競争の原理は働かず、一部の意識の高い眼鏡店以外は、

その特権的な立場を利用し、技術を磨き、日々知識を吸収することに

労力を割かなくなっていった。

 

そこに目をつけた量販店(その先鞭をつけたのはメガネドラッグ)は

マスメリットを活かし価格破壊の新業態で一世を風靡した。

 

ところが、その後に新規参入した新規参入企業は時流にものり、

効率化という企業経営を多分にもれず実施していった。

その過程で真っ先に道具としての機能を省き、眼鏡作成の手間を省いていった。

 

だが、そのうちに道具としてのクオリティーを下げるだけでなく、

非正規雇用の社員やアルバイト。これらの比率を上げる。

つまり人件費の削減にも手を入れざるを得ない状況に

他の業界と同様に眼鏡業界も過当競争によって追い込まれていった。

 

すると真っ先に職人と言われる。技術・知識・経験の豊富な人材程、

他の業界や、量販店とは違う業態に流れていった。

 

これにより量販店では技術を持った職人が一生の生活基盤を築けるだけの

報酬を受け取ることのできない仕事となったことを意味している。

道具としての機能性を消費者に提供することを量販店は成長過程で捨て、

その結果現在の単価を実現できたのだ。価格が破壊されただけで、

道具としてのクオリティーが維持できているのなら問題はない。

だが後述するが、そこに大きな問題を日本の眼鏡業界は抱えていると私は認識している。

(転載終わり)

 

 

12年前の延長戦上に今があるのですが、

その後ドラスティックに業界改革が進んだかと言えば、

僕に言わせればここ十数年間は、過去の延長線上にあり、

低価格化のトレンドは、継続中だと言えます。

 

今回、トピックとしては、

眼鏡士が国家資格化された事は

一つの話題としては取り上げるが、

 

国家資格化したから一気に上質な眼鏡が普及する訳でもなく、

この国家資格化法は、皆様の行動を一切縛らないのです。

 

(価格「だけ」で眼鏡を選びたい人は)

好きにしたらよいですよ。

 

というスタンスは何も変わらないとは思います。

僕は一生涯を掛けて、メガネのプラスの効果と

マイナスの効果、それらをどちらも伝える事を

僕のライフワークとしています。

 

プラマイのどちらも知る事で

眼鏡って実は大切、

眼鏡って実は凄いんだ。

 

っと気づいていただけると思うからです。

どうか眼鏡や目でお困りの皆様に良質な情報が届きますように。

っと切に願うのです。blogで書きたいネタは溜まっていますが、

何しろ、どんなテンションで書けば良いのか、

ウクライナでの窮状を目にする度に僕の心中は揺れ動くのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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