本日プレスリリースします
2022/10/07
本日のblogの難易度【★★★★】
今朝の体重は78.1キロ。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は1178人。
今朝のtweetはここ数日僕がYouTube等でご紹介している
近視進行抑制眼鏡についてです。
近視のコントロールが出来る世の中に早くなると良いですね。
そんな思いで呟きました。
(以下Twitterより転載開始)
近視進行抑制-1:先日アップした動画で(多分)香港の眼科医が、
近視進行抑制に関する臨床試験をしたうえで、有意差ありと結論づけている論文と
自社でのここ10年位の取り組みをご紹介し、近視進行速度は多少でも
コントロール出来ると自身の体験を踏まえご紹介しました。
近視進行抑制-2:誰だって近視にはなりたくないでしょう。
でも僕は数多くのご批判を受けながら、むしろ多少の近視にはなった方が良いと言い続けてきました。
何故なら近視化は多少であれば遠くが見えないというデメリットだけでなく、
近くが疲れ難いというメリットもあると主張してきたからなのです。
近視進行抑制-3:近視化は適応現象だと僕は思っています。正視という状態では遠くが良く見えます。
近くを見る時には毛様体筋という筋肉を使い、水晶体を膨らませて近くに焦点が合うように
ピント調節をする構造になっています。このピント調節運動を苦に感じると脳は目を伸ばすように指示を出します。
近視進行抑制-4:この状態を軸性近視と言います。最終的には目がラグビーボール状になると言われています。
そういった状態を強度近視と言いますが、強度近視化した場合には
網膜剥離を代表とされる様々な疾病の発生要因となり得ます。
つまり「強度近視化」は害悪だと言い切って良いのだと僕も思います。
近視進行抑制-5:多少の近視になると今度は、手元を見るのにピント調節の運動量が軽減します。
この状態を快適と判断していたのに、その状態を異常と判断し多くの人は近視矯正メガネを新調します。
これでまた眼鏡を掛ければ正視の状態が人為的に作られ、
それを負荷と感じた脳は眼軸を更に延伸させます。
近視進行抑制-6:例え近視進行したとしても遠くが見えないよりマシだと
多くの眼科医や眼鏡士は考え眼鏡を新調します。
ある意味近視進行前提でのマーケットが出来上がっているとも言えるでしょう。
僕はそれを全否定はしませんが、願わくば近視が進行しない眼鏡って作れないかな?と試行錯誤しています。
近視進行抑制-7:それを思いついたのは正確には覚えていませんが10年以上前の話だと思います。
そも近視を未矯正にし、遠くを見るのに目を細めて見ている状態も実は望ましくありません。
では遠くが良く見えて近くも楽に見える眼鏡って無いかな?
と考えました。そう、それが遠近両用レンズだったのです。
近視進行抑制-8:でも僕はそこで遠近両用レンズだけで効果が大きいとは思えませんでした。
実はその検証は岡山大の眼科医の先生が既に実験済みだからです。
たまたま僕のお店はプリズムレンズを組み込み眼鏡を作っていました。
その比率は80/100人程度で、これは日本のメガネ業界としては異質な存在でした。
近視進行抑制-9:すると遠近両用レンズでもない、
プリズムメガネを掛けている若者の近視進行スピードが以前に勤めていた若者に比べると
少し遅いと感じたのです。つまりプリズムメガネを使用すると
多少でも近視進行抑制出来ているように観測されました。このプリズムと遠近両用レンズを組み合わせれば?
近視進行抑制-10:結果は自分でも驚く程でした。本当に早期に近視が早発するお子様は
早ければ半年毎にレンズ交換がある意味当たり前だったのですが、
それが一年、上手く行けば二年持つ子もいらっしゃいます。
ただしエビデンスが無かったのです。そしてエビデンスを見つけた僕は小躍りして喜んだのです。
近視進行抑制-11:僕のメガネ作りの集大成でもあるプリズムベースインのメガネと
遠近両用レンズの組み合わせによる近視進行抑制眼鏡がもっと広まれば良いのになと思います。
ただしそこには大きなハードルが立ちはだかっています。
日本ではプリズムレンズに関して否定的な考え方の人が多数だからです。
近視進行抑制-12:僕は創業時にプリズム次郎という名前で
プリズムを組み込んだ眼鏡の効果を宣伝してきましたが、多くの反発をくいました。
日本では斜視でもないのにプリズムを組み込む事は異端視されていたからで
結局そこに戻るのです。プリズムに関する業界人の誤解を解かなくては何も進まないのです。
近視進行抑制-13:創業時にずぶの素人だった僕が
半信半疑で組み込み感動の連鎖を生み出したプリズムのプラスの効果を
もっと多くの人に知って頂きたいなと切に願う今日の呟きでした。
プリズムに興味のある眼鏡屋さんはDM下さいね。
隠す事は何もないので、個別セミナーも喜んでお引き受け致します。
(以上Twitterより転載終わり)
気づけば17年、僕のお店を創業してから17年の月日が流れました。
僕の人生が後何年残されているのかは不明ですが、
それでも多くの方の生活の質と労働生産性の改善をする事が
自らに課せられたミッションだと僕は理解しているので、
なんとか、全ては無理でも一人でも多くの地球人の
目や眼鏡に関する環境を改善したいと思います。
それではまたこのblogでお会いしましょう。