測定値と絶対値

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眼石祝応のBLOG

測定値と絶対値

2023/06/13

本日のblogの難易度【★★★★★】

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眼石祝応の今朝のtweet-Vol-12

測定値と絶対値:昨日のツイートで、自信が無いと自らの心境を暴露したけど、

その理由の一つに測定値と絶対値という概念というか、何とも例え難い考え方がある。

ま、ただ単にボキャブラリーが無いだけ何だけどね。

 

先ずは結論から言えば、測定値に絶対値が無いと気付く所から今日の話は始まります。

僕らは検査をする時に、一般的な屈折異常を測定する一般屈折と目の両眼視を測定する視機能と分けて類別している。

 

一般屈折って近視や乱視、遠視を指し、それらを屈折異常として定義するのね。

んでもって僕がこの業界に入った20数年前は、この一般屈折の測定精度を皆が競ってた時代があるのよ。

 

今でも競っているのか知らんけど、今は業界の主流は大手量販店からプライスショップにマーケットシェアが移行したから、

測定精度云々の議論って、そこではされてるのかよう知らん。

 

それでも簡易に機会で測った数値をベースにしているとお聞きするので、ま〜そんなもんだろうと僕は思っている。

ともかく20数年前は、両眼開放屈折検査が大切だとか、片眼遮蔽では駄目だとか、

雲霧の方法だとかで精度を競ってたと思う。少なくとも僕の周りはそうだった。

 

でも今は、その議論よりも比較的視機能に関して問い合わせが多い気がする。

 

でもね、ちょっと待って。

本当に議論の余地が無いのかな?

一般屈折検査って検査理論って完成してるのかな?

 

って疑問を感じているし僕は測定値に絶対値が存在するのかな?って疑問を強く感じているのよ。

若しも仮に、一般屈折の測定値に絶対値が存在しないとするのなら、人の目は常に揺らいでいると予想します。

 

そう今日のキーワードは

 

揺らぎなのです。

人は目に限らず定点に留まらず揺らいでいるとするのなら?

 

ある日ある時の測定精度を追求したとしても、翌日の測定値は別の数値を指し示すと予想しますし、

実際に三日間連続で測定すれば、僕が同じ人を測定しても、一般屈折の測定結果に微妙な差が生じます。

 

これに気づいて僕は悶絶してるのです。

では測定精度は追求せずとも適当で良いのか?

それもまた違います。

 

近視であれば最高視力で最弱度

遠視であれば最高視力で最強度

 

これが原則ですが、その為にはやはり入念な検査が必要だとも思う。

決して5分やそこらで終わらしてはいけないのです。僕は一時間近く検査しますが、

それでも僕は自分の出した答えを疑います。

 

何故なら明日検査すれば答えが変わると気づいてしまったから。

 

皆さんは一般屈折検査と言えば升の容積を図る様に縦横奥行で計算出来るかとイメージするかも知れませんが

僕に言わせれば人の目は中長期的にはアメーバの様に揺れ動く様に見えます。

つまり僕は近視や乱視の度数が揺れてると指摘してるのです。

 

この一般屈折に自信を持てない僕がどうやって視機能にまで踏み込み、

お客様の目を快適な状態に持って行くのでしょう?

近視の量が変われば、ピントの調節にも影響を与え、斜位量も変化し、

更に言えば時間軸を伸ばせば瞳孔間距離も変化します。

 

一般屈折と両眼視機能はダイナミックに連動します。

さ〜困った。それでも僕は近視なら、S -1.00だとか答えを出して眼鏡を作ります。

 

それは明日はS -1.25やS -0.75かも知れないと怯えながら答えを出すのです。

この苦しみをご理解頂けるでしょうか?

 

人の目には絶対値が無いと疑い、それでも絶対的な数値として、僕はレンズ度数を決めて発注しているのです。

今の僕は、それでも自らを納得させる為に揺れ動くのは仕方が無い。

ならばピークとボトムを予想しその真ん中を狙うやり方を採用しています。

 

ところが揺れ動く幅が人によって違いジェットコースターの様な人もいればさざなみの様な人もいます。

この差を僕は生活習慣とストレスに起因すると予想します。

 

更に言えば若い人と高齢者では、若い人の方が上下動の幅は広く、

ご高齢のお方であればピークとボトムの差は縮まる。

これは水晶体の硬度変化による物ですが、

 

まとめれば

年齢

ストレス量

生活習慣。

 

これらが複雑に絡み合い当日の目の屈折異常量を暫定的に決定します。

そう人の目に限らず体は揺らいでいるのです。

 

この揺らぎとストレス、これ程抽象的で曖昧な指標はないでしょう。目に見えて数値化出来れば良いのですが、

それも難解で、手応えの無い雲の中を泳いでいる様ですらあります。

それでも揺らぎとストレスという難題から僕は逃げたく無いのです。

 

少なくとも眼鏡の業界には、シェアードやパーシバルの様な公式やモーガン等の基準等ありますが、

僕の今行こうとしているエリアは、そんな基準は基準に過ぎず、

基準を超えたところにある答えを探しに行く旅になります。

 

あ、補足すると基準を作った事は偉大です。でも基準に捕らわれ、

本質を見失うことは有ってはいけないと指摘しています。

 

基準に捕らわれ本質を見失うとは、それは個別の癖を見逃したり、

無視したりしてしまう恐れがあるという事です。

 

本来は視力測定による答えは、過去の経験や、参考書には答えがなく、

実は目の前のお客様が答えだったと思う事が多々あると感じるからです。

 

今日もスケジュールてんこ盛りですが、今朝は間違って早起きして、一時間早くお店に到着、

早起きは三文の徳とばかりに朝から仕事を飛ばしてこなしています。

 

それではまた明日と言いたいのですが、毎日更新が出来ていないのが現実なので、

しーゆーすーんとだけ言っておきます。(苦笑)

 

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