来店ご予約

眼石祝応のBLOG

斜位を知る意味と意義。

2016/09/05

 

硬~い、話ばかりで恐縮ですが、斜位とは?というところに関してはお分かりですか?

復習したい方はこちらを再度読んでみてくださいね。

 

https://opteria-glassias.jp/news01/423

 

斜位は誰にでもある、無い人は逆に何かしらの緊張状態が生じている可能性が高いと
僕は思っています。少し外に開くくらいが平均値で調度よいという事です。

 

では既に申し上げた通り、今日本のメガネ業界も眼科医業界もその言葉は知っていたとしても

それの検査や、増してや処方のさじ加減までも分かってらっしゃる方は

非常に少数派ですが、知らない事で何が困るのでしょう?

 

例えばAさんの眼を見て検査をしたとしましょう。この人は近視でした。でもその方が

外斜位なのか、内斜位なのか分からずに光学中心というレンズの一番美味しい部分をどこに

レイアウトするか?こんな基本的なところを知っているかどうかで、メガネの仕上がりに

差が出ると僕は思っているのです。

 

現状多くの眼鏡は外斜位だろうと内斜位だろうと多少の輻輳を考慮して実際の瞳孔間距離よりも

少し狭めてメガネを作っています。その狭める効果は場合によっては、

近視であれば内斜位を矯正する時に用いるベースアウトプリズムを発生させますし、

遠視であれば外斜位を矯正する時に用いるベースインプリズムを発生させます。

 

それが内斜位の方にベースアウト、外斜位の方にベースインなら良いのですが、

現状はそのどちらか分からず取り敢えず狭くしとけ、というレベルだから問題なのです。

 

これはメガネ作りのほんの入口で、斜位の矯正をするしないとか、

両眼視機能がという前の段階のノウハウなんですね。

 

斜位が見つかったら(誰にでもあります。)、それをメガネ作りの隅々に反映させる必要があるのですが、

残念ながら、斜位の検査すら多くの眼鏡店や眼科ではされていないのが現状なのです。

 

例えば、レーシックに僕は反対していますが、あのレーシックという手術をする前に

この眼位の検査をしていれば、レーシックの失敗の比率は下がると思っています。

 

誤解を招きたくないので、説明しますが、眼位の検査をすればレーシックがOKと

思っているわけでもありません。

 

ただ一つ思う事は、レーシックの手術をする方の多くは強度の近視です。

でも強度の近視があったから助かっていたのに、手術をして正視や少し遠視気味に

持っていってしまったらから、体のストレス要因になってしまったケースを僕は

数多く見て来たから、レーシックは危ないと思うのです。

 

ともかく、斜位の矯正法の一つとしてプリズムという度数を入れるという選択が

ありますが、プリズム処方をするから眼位を測って斜位の有無を見るというよりも

 

メガネ作りの為に斜位量の測定は必須だと少なくとも

僕は思っているという事だけはお伝えしたいと思います。

 

$RW3SYVS

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

opteria Glassias
https://opteria-glassias.jp/
住所:〒180-0004 東京都武蔵野市
吉祥寺本町1-11-21せのおビル1F
TEL:0422-21-6755
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。