昨日は台風がほんの一瞬風吹かせたかな？と思ったら通り過ぎてしまい、

そして今朝は木枯らし一号だそうです。そんな僕は朝からご予約のお客様と

相談しながら眼鏡選びを楽しみましたが、皆さんいかがお過ごしですか？

 

今日のタイトルはちょいと刺激的ですが、僕が変態であることをカミングアウト

する訳ではなく、（別に変態ではないと弁明する気もございません。←キッパリ）

 

これをもう少し言い換えると眼鏡を正確に作ろうとすると

皆さんが普段どんな一日を過ごしているのかを一日後ろに背後霊の様に

ついて回って、その上で作りたい。つまり皆さんの職種が知れたら眼鏡作りに

活かせるんですよ～、っというお話を少し変態チックに表現したら

表題のような言い回しになったのです。

 

とはいえ、皆さんに

 

「今何のお仕事していらっしゃいますか？」

 

と遠慮なくずけずけと聞けるメンタルタフネスでも無いし、

場合によっては、

 

「なんでそんなプライベートな事言わなあかんの～！！」

 

ってお叱りを受ける事もままあるでしょう。だから僕は

 

「PC作業が多いですか？」

 

「運転しますか？」

 

「窓口業務はありますか？」

 

と遠回しにどんなお仕事をしていらっしゃるのか、聞けないかな？

とチャレンジするのですが、今日いらした方にもいろいろな方向から

チャレンジしたのですが、結局検査の最中は、事務仕事で、立ったり座ったりを

繰り返す仕事であるというところまでは判明したものの、具体的にはどんな

仕事か分からずに検査をしていました。

 

レンズの種類は遠近両用、度数は少し弱めで近く重視、そしてフレームはハスキーノイズの

さりげなくお洒落してる感のフレームに決定し、お会計も済ませて身支度を整えているその

最中に、ぽろっとこんなお言葉が、

 

「私の塾の先生しているの。」

 

僕はこころの中で、

 

（早く言ってよ～。）

 

とまるで何かのCMの様に一人唸っていたのです。

 

皆さんもどこにお勤めであるなんて言は言わずに済めばそれに越したことはないと

きっと思ってらっしゃるとは思いますが、でも質の良い眼鏡を仕立てたいと思って

お店に来るのであれば、自分の困っている事、過去の病歴、そして今の職種

言える事は全て言ってしまった方が回りくどくなく、そして僕からの質問も

より具体的になります。例えば今日のケースであれば、

 

「では、塾で講義する時はマンツーマンですか？それとも少人数の教室ですか？

それとも40人程度入る教室をイメージした方が良いですか？」

 

とより突っ込んだ質問が出来るのです。マンツーマンと40人の教室で出来上がる眼鏡に

差異があるの？と聞かれれば、

 

それはご年齢にもよりますが、マンツーマンで近くの方を指導するのであれば、

それ程遠方視力が必要ないと思われますし、大きな講堂や教室であれば、後ろに座っている

生徒さんと目を合わせられるくらいの視力は必要ですよね？

 

この様に眼鏡という商品の特性上、どうしてもお客様の私的な部分に入り込む

必要が本来はありますが、初めて来たお客様にずけずけと入っていけない僕らの

気持ちも少しだけでもご理解頂ければと思います。

 

今日は、眼鏡屋さんとお客様との信頼関係の構築というか、

距離感の探り合いというか、そのわびさびが難しいと感じたジロウさんのお話しでした。

 

ではまた明日。