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眼石祝応のBLOG

宝の持ち腐れ。

2018/12/05

昨日のblogでは、大手と中小零細に卸しているレンズの質、

いわばグレードが違うという僕らにしてみると当たり前の事実を

ご紹介しましたが、一方、その当たり前を広報出来ないレンズメーカーの

ジレンマも垣間見える事例報告だった気がします。

 

大手は当然沢山売りますから、これだけ売るから安くしろと

レンズメーカーに迫ります。レンズメーカーもここを取れれば大きいし、

ここを失ってもデカいなとそろばん勘定をするでしょう。

 

それを否定するつもりは毛頭ありませんが、

一方、今日本の眼鏡業界は大手小売りチェーンのテレビCMで

マーケットの勢いは決定づけられています。

 

今は昔、旧御三家と言われている会社でさえ、テレビCMを打てない、

ニュースソースに乏しい現状では、主流に返り咲く事は困難な状態が発生しています。

 

そんな中で単店の小売店はどうやって、自身の存在を多くの方に知らせるのでしょう?

 

僕は、単店では限界があると思っています。

ですから力を合わせようと中小零細連合であるMORE~快適眼鏡研究会~という会を

起ち上げました。この会では事例報告や研究会の開催に留まらず、

Facebookのファンページも整備し、消費者との情報交換の中で

 

消費者のニーズを掘り起こそうとしています。

また、その掘り起こしに留まらず、消費者の方々に正しい知識を伝えて、

上手にお買い物出来るようになって頂こうという試みもしています。

 

消費者の方々の常識は

 

「眼鏡なんてどこで作ったって一緒でしょ?」

 

であったり。

 

「変わるのはフレームの形くらいでしょ?」

 

なんてのが常識だったりします。

 

僕はそれを食べ物に例えて、

 

その常識は

 

ファーストフードもミシュランガイドで三ツ星とっているレストランも一緒でしょ?

 

と言っているのに等しいですよ。と真っ向から世間の常識を否定しているのです。

僕の言っている事が正しいとすれば、僕らはフレームやレンズの素材を活かす

料理人であり、フレームやレンズは素材に過ぎない事になります。

 

ですから、それを仕上げる手間暇、技術を売りにしているのです。

 

回転寿司と一流の職人が握った寿司は一緒ですか?

 

そんな訳ありませんね?

 

食べ物に例えればこんなに分かりやすいのに、

眼鏡に関しては正しい知識が一切広まりません。

 

ですから僕は本blogでは何度も繰り返し伝えます。

 

正しい知識が広まる事でこの国は変わります。

台湾も韓国も日本の旧植民地です。

台湾も韓国も近年眼鏡屋を国家資格化する改革に成功しました。

 

原則植民地化されていた国や地域は、

旧宗主国のシステムを導入する事が多いのです。

 

ですが、日本では国家資格化は実現出来ておらず、

旧植民地にも遅れをとっている現状があります。

シンガポールは激しい競争社会です。

でも土俵の整備は行政がしっかりするのです。

 

具体的に言えば、義務教育時に視機能に異常が見つかれば、

それを矯正する眼鏡を作らないと進級させません。

 

日本はどうでしょう?

 

ABCD判定法というシステムを採用し、視力が出ていれば

原則問題無で視機能に問題がある子供たちはスルーされて

 

ただの

 

本を読むのが下手な子。

 

落ち付きの無い子。

 

こんなレッテルを張られておしまいです。

脳や性格に問題があるのではなく、

ただの屈折異常(特に遠視系の子供の特徴。)

であることも中にはあるのです。

 

国にとって子供は勿論宝です。

 

そのダイヤの原石とも言うべき宝物を腐らせているこの日本という

国の現状を僕は、国を挙げて崖に向かって歩いているようんだと比喩しました。

 

日本はここ数十年、アジアの方々から羨望のまなざしで見られる国で

あり民族でした。ですが、これからこの状態を放置すれば、

 

「日本人は仕事の効率が悪くて使えないね。」

 

なんて烙印を押される日が来るように僕には見えます。

ですから僕は改革を促します。そしてそれは眼鏡業界主導でも

眼科医主導でもきっとうまく行かないでしょう。

 

それは国民主導であるべきで、

 

業界の利益を云々というお話ではないからです。

 

眼鏡業界?医療業界?

違うでしょ?国民の利益を真っ先に考えるべき案件なのです。

 

同様に、このレンズメーカーにとって何がベターか?

大手小売り店にとって何が?という視点ではなく、

 

皆様の暮らしにとって何が最善か?

次世代の若い子達にどんな仕組みを残せるのか?

 

これをどうか意識して頂きたいなと思うのです。

少なくとも宝の持ち腐れは最悪のシナリオだと思います。

 

僕は外食産業がファーストフードだけになっちゃう未来は

想像したくもありません。体に良い物を食べたいなと

心から願うのです。しかし現実の眼鏡業界は既に

ファーストフードの様なお店ばかりにスポットが当たるように

様々な要因が複雑に絡み合い構造形成されています。

 

僕らは、皆さんの暮らしに寄与したいのです。

それは快適な暮らし、快適な眼鏡で

 

普段の皆さんの生活の質を改善するという大きな目標なのです。

 

MORE~快適眼鏡研究会~

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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